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Snow Man、グループの覚悟とも重なる歌詞に注目? 『ブラッククローバー』OPテーマ「Stories」を聴いて

2020年04月11日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

リアルサウンド編集部

 Snow Manの新曲「Stories」が、4月9日放送のラジオ『Snow Manの素のまんま』(文化放送)でラジオ初解禁された。同楽曲はアニメ『ブラッククローバー』第11クールオープニングテーマに起用。YouTubeのジャンプチャンネルでは、「【ブラッククローバー×Snow Man】ブラッククローバースペシャルコラボPV」がアップされており、動画再生数は39万回超え(4月10日時点)と、早くも注目が集まっている。


(関連:【動画】【ブラッククローバー×Snow Man】ブラッククローバースペシャルコラボPV


●Snow Manの新曲「Stories」
 今回のラジオパーソナリティをつとめた深澤辰哉の曲紹介で解禁された「Stories」。


 前OPを担当したビッケブランカからバトンをひきついだSnow Man。同アニメではこれまでにもBiSH、倖田來未、m-floら人気アーティストの楽曲が起用されており、このラインナップにSnow Manが並んだことを誇らしく思う。


 楽曲はメロディアスなイントロから、Aメロでは少し速度を落とし、じっと近くをみつめて語りかけるような印象。Bメロからは、前へ、上へと顔を上げていくような意志を感じ、サビへと続く。アニメソングらしいストーリーを感じる構成で、疾走感のあるメロディに、歯切れの良いリズムが心地いい。


 アニメの主題歌に起用されたこともあり、パフォーマンスが際立つ楽曲というよりは、強くメッセージを打ち出すことに重きを置いた印象。ジャンルは違うかもしれないが、アニメファンの佐久間大介は誰よりも喜んでいたのではないだろうか。


●物語の世界観とSnow Manに通じるもの
 『週刊少年ジャンプ』で連載中の同作品。原作者の田畠裕基氏は公式HPで「アニメという映像表現は、僕の想像していた「魔法の凄さ」を具現化してくれました」とコメントを寄せた。


 “王道魔法ファンタジー”の名のとおり、二人の少年が背負った過去を受け入れ、幼い頃に誓った夢「魔法帝」を志して突き進む。「夢に向かってあきらめない」という物語のコンセプトを取り入れた歌詞で、疾走感あるメロディの中にも強い意志を感じる楽曲に仕上がっている。


 歌詞の一節に〈未来は 自分で切り開くんだって〉とあるが、それは何があっても足を止めずに進むSnow Manの覚悟と重なる。


 先月、メンバーのラウールとDIORのコラボレーションに起用された「KISSIN’ MY LIPS」を披露したばかり。がらりと世界観を変えてきたところにSnow Manのジャンルの広さを感じた。


 日本のアニメは海外でも注目度が高い。OPテーマに起用されたことで世界のアニメファンに楽曲を通じてSnow Manが認知されるきっかけとなりそうだ。そして彼らが目指すアジア、世界進出に一歩近づくチャンスとなるだろう。


 歌割などの細かい部分が気になるが、どんな構成になるのかどんな振付になるのか、パフォーマンスの披露が待ち遠しい。そして、相次ぐ新曲の披露とくれば、アルバムへの期待も高まる。


 Snow Manが切りひらいていく姿、その一つ一つを応援できる幸せを感じながらお披露目の時を楽しみに待ちたい。(柚月裕実)