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ウィリアム王子夫妻、医療従事者らの子供達にエール「一生懸命働くお母さん、お父さんを誇りに思って」

2020年04月10日 10:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

子供達と交流するウィリアム王子・キャサリン妃夫妻(画像は『Kensington Palace 2020年4月8日付Instagram「In conversation with...Casterton Primary Academy」』のスクリーンショット)
英王室ウィリアム王子・キャサリン妃夫妻が現地時間8日、「カスタートン・プライマリー・アカデミー」のスタッフや生徒達とビデオ電話を介して交流した。国内でロックダウンが続くなか、同校は医療従事者らの子供達を預かるため引き続き開校中で、夫妻はスタッフに感謝の意を述べるとともに生徒達とのおしゃべりを楽しんだ。

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米ジョンズ・ホプキンス大学リサーチセンターの新型コロナウイルス感染データによれば、英時間10日午前12時のイギリス国内感染者数は6万5872名、死者数は7978名に上っている。先月20日には英国内の学校が閉鎖され、24日にはボリス・ジョンソン首相より自宅待機の指示が出された。

しかし医療従事者やスーパーの店員といったコミュニティーにとって必要不可欠なサービスを提供する“キーワーカー”達は、新型コロナウイルスへの感染リスクを抱えながら今も職務を続けている。ランカシャー州バーンリーにある「カスタートン・プライマリー・アカデミー(Casterton Primary Academy)」では、付近の病院に勤務する保護者達などが安心して業務に従事できるよう、現在も生徒を受け入れている。

英王室ウィリアム王子とキャサリン妃は現地時間8日、そんな同校のスタッフや生徒らと交流するため自主隔離中のノーフォーク州サンドリンガム邸からビデオ電話を通じて連絡、夫妻にとって初の試みとなる“在宅公務”を行った。キャサリン妃は学校スタッフに対し、

「この大変な時期に勤務にあたってくださっている皆さん、本当にご苦労様です。」
「子供達が普段通りの環境で過ごせる場所があることに、キーワーカーの方々もさぞ安堵していらっしゃることでしょう。」
「皆さんは、子供達にしっかりしたシステムと安全な環境を提供してくださっていらっしゃいます。大変素晴らしいご活躍です。」

と称賛の言葉を伝えると、ウィリアム王子も

「私達は、こうして今も学校を続けてくださる皆さんに心からのお礼と労いの言葉をかけたいと思います。スタッフやボランティアの皆さんに、くれぐれも私達からのサポートの言葉を伝えてあげてください。皆さんの活動は本当に素晴らしい。」

と続けた。

夫妻はこの日、子供達ともビデオ電話で交流。まずはキャサリン妃が

「私はキャサリン、隣のこちらはウィリアムです。」

と自己紹介した。イースター(復活祭)が近いこともあって子供達は全員バニーのカチューシャを付けていたが、「私達も付ければよかった」と妃が残念がるシーンも見られた。子供達がそれぞれ絵や工作を誇らしげに披露した際には、夫妻はその出来映えを心から称賛。親が医療現場やスーパーマーケットで働いていることを子供達が話すと、ウィリアム王子は「とても大切な仕事」「一生懸命働くお母さん(お父さん)を誇りに思ってください」と伝えていた。

このたびの交流の様子は夫妻の公式SNSでも公開されており、現在480万回を超える再生回数を記録中だ。ロイヤルファンからは

「普通に自己紹介するキャサリン妃が可愛いすぎる。」
「2人の素晴らしい人柄が溢れ出ている。」
「未来の国王夫妻としての威厳や気品を保ちつつ、誰とでも気さくに話す親しみやすさもあって、この2人には本当に好感が持てる。」

といった称賛コメントが相次いで寄せられている。



画像は『Kensington Palace 2020年4月8日付Instagram「In conversation with...Casterton Primary Academy」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)