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タレントYouTuber大量デビューの1週間 仲里依紗は“ガングロコギャル”に変身?

2020年04月09日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 有名タレントのYouTuberデビューが相次いでいる2020年、新たなチャンネルをピックアップするとともに、その方向性や内容を検証する本企画。この1週間前後では、多くのお笑い芸人が続々とデビュー。さらには、女優や俳優、モデル、アイドルや声優など、新型コロナウイルスによる外出自粛の影響もあり、数々の有名人がYouTubeに参加した。


(参考:“YouTuber通”の島崎遥香、動画デビューでファンイベント出演に意気込み?


■ お笑い芸人
・品川庄司
 「品川庄司 YouTube参戦」3月31日デビュー


 結成25年のお笑いコンビ品川庄司(品川祐・庄司智春)。もともと個々のYouTubeチャンネルを持っていた二人だが、「二人でお笑いができる場所」としてコンビそろってのチャンネルを開設した。


 当初はYouTubeチャンネルの番組名として、19年前にTBSで放送されていた二人の冠番組(ちなみに半年で終了)『品庄内閣』を候補に挙げていたが、承諾がなかなかおりないため「品川幕府」に命名。登録者数を増やすため、これまでの動画では「品川幕府」の公認キャラクターを考案してみたり、人気YouTuberヒカルのヘアスタイルを真似て、庄司が後頭部だけを金髪にしてみたり、同じく芸人でYouTubeの先輩であるしずるの村上をゲストに呼んだりと、さまざまなことに果敢に挑戦している。


 まずは「登録者数1万人」を目指す二人。芸人魂たっぷりに奮闘する姿を見守っていこう。


・千原ジュニア&小籔千豊&フットボールアワー
 「ジュニア小籔フットのYouTube」4月1日デビュー


 テレビの第一線で大活躍中の千原ジュニア・小籔千豊・フットボールアワー(岩尾・後藤)の4人が、YouTubeで新たなバラエティ番組をスタートさせた。


 千原ジュニアが発起人となり、かつてテレビ東京系で4人が共演した『ざっくりハイタッチ』のようなバラエティ番組をもう一度はじめたいという思いでメンバーを招集。“低予算チャンネル”としてスタートし、出演のギャラはなんと全員で500円(!)だという。


 1本目の動画では、「登録者数10万人を突破すればロケができる」「100万人行くまでギャラは500円」という、嬉しくも悲しくもある目標が決定した。2本目の動画では、4人がロケに出るために必要なピンマイク費用40万円を、誰かが自腹で払うことに。誰が払うことになったかはぜひ動画でチェックしてみてほしい。


 4人の心地よいトークのかけあいは、ゆるめの深夜番組を見ているような感覚になる。これから毎週水曜・土曜に配信予定なので、くつろぎタイムにゆっくりと楽しんでみては。


 その他にも、アインシュタインやペナルティ、宮下草薙の兼史鷹、アキナ、また騒動の渦中にあるTKO木下など、多くの芸人が次々とデビュー。渦巻く個性を、それぞれのチャンネルでぜひチェックしてみてほしい。


■俳優
・柴咲コウ
「柴咲コウ 公式 ‘Les Trois Graces’ Channel」3月31日デビュー


 チャンネル自体は2018年に開設していたが、アーティストとしての公式動画を公開するものであり、生の声を伝えるYouTubeチャンネルとしては、新たに産声をあげたと言える。女優・歌手・会社経営者と、多才に活躍する柴咲コウ。チャンネルのコンセプとは、「EARTH CONSCIOUS」「LIFE STYLE」「ENTERTAINMENT」という3つだ。


 平成30年には「環境広報特別大使」に任命された柴咲。地球や環境についての意識やライフスタイルを見せることで、「自分がワクワクできること、ときめくこと」を動画で発信していくという。最初の企画は「LIFE STYLE」をテーマに、“文化女子旅”と称した旅を一緒にする友人でありフリーアナウンサーの八木早希をゲストに迎え、柴咲が得意とする餃子作りを披露した。


 柴咲自身から溢れ出る上品さは、動画でも伝わってくる。どこかドキュメンタリー番組のような雰囲気のチャンネルは、一般的なタレントのチャンネルとは一線を画すものになりそうだ。


・仲里依紗
「仲里依紗です。」4月1日デビュー


 女優として数々のドラマや映画に出演し、夫で俳優の中尾明慶と“仲良し夫婦”としても知られる仲里依紗。「暇つぶしに見てください」と言って開設されたチャンネルは、芸能人には珍しく撮影・編集をすべて自分でおこなっているという。


 早くも“仲ワールド”全開の動画に注目が集まっているが、その内容は、チャンネル開設記念として「イルミネーションの点灯式をやりたい」と言い、TシャツにLEDの紐を手作業で貼り付け、Tシャツを光らせながらお赤飯を食べるなど、かなり独特だ。


 2本目の動画でも、昔から憧れていたという“ガングロコギャル”メイクをし(そしてすごく似合っている)、最後は“想像のパラパラ”を踊るというもの。好奇心旺盛でやりたいことをやるその姿は、まるで少女のよう。あまりの親しみやすさに「女優だということを忘れていた」なんてコメントもちらほら……。これからも、素の彼女が魅せる個性豊かな動画から目が離せない。


・伊勢谷友介
「伊勢谷友介のEARTH RADIO」4月1日デビュー


 ミステリアスな魅力を持つ俳優・伊勢谷友介も「Earth Radio」と題したYouTube番組をスタート。「リバースプロジェクト」という自身が代表を務める会社では、地球環境をテーマとした事業をおこなっている。そんな自身のライフスタイルを、若者にも共有できたらという思いで、右も左もわからないYouTubeの世界へと飛び込んだ。


 まずは、YouTuberエミリンをゲストに迎え、チャンネルの方向性についてを対談形式で伝える。まだYouTubeに慣れず、とまどい気味な伊勢谷の貴重な姿を、ぜひ動画で見てみてほしい。


■ アイドル・モデル・声優
・坂口渚沙
「なぎなぎTube」4月3日デビュー


 アイドルグループAKB48の坂口渚沙が、同チーム内で5組目となる個人チャンネルを開設した。


 彼女が北海道出身ということもあり、1本目の動画では真っ白な雪景色をバックに撮影。旭川観光大使として、地元の旭川と北海道をアピールしたいと話す。現在動画を撮り溜めているそうなので、これからの更新に期待したい。


・石田ニコル
「石田ニコル」4月5日デビュー


 ハワイ州観光局親善大使であり、雑誌『sweet』『Gina』『HONEY』でレギュラーモデルとして活躍中の石井ニコル。


 もともとゲーム好きな彼女が、「みんなとゲームやおしゃべりできる場所を作った」と語り、生配信でチャンネル開設を報告した。


 そのまま、いま話題沸騰中のゲーム『あつまれ どうぶつの森』のゲーム実況をスタート。これからは、ゲーム実況を中心にプライベートも公開していくそうなので、ファンにもゲーム好きにも魅力的なチャンネルとなりそうだ。


・今井麻美
「ミンゴスちゃんねる」4月5日デビュー


 声優・アーティストとして活躍する今井麻美(愛称ミンゴス)が、コロナによる外出自粛でストレスがたまり気味とのことで、急きょYouTubeチャンネルを開設した。そのため、ペットの猫・グレミーと一緒に自宅でリラックスしながら撮影している。


 YouTubeでは、記録用として撮り溜めていた本番中の様子の動画や、コロナが落ち着いたら日帰りで地方の旅もしてみたいと話す。また、歌手活動もおこなう彼女が1本目に披露したのは「お風呂で歌ってみた」。お風呂でなにげなく歌っているとは思えない美声に聞き惚れてしまう。


 それでも「3日坊主に定評がある」「編集は向いていない」など、自信なさげな発言を連発する彼女。果たしてこれからも更新は無事に続けることができるのか?


・有名人YouTuberの“食わず嫌い”を克服するなら今?
 外出自粛の影響もあってか、その他にも数多くの有名人がデビューした今週。新型コロナウイルスの影響により自宅で過ごす時間が増え、テレビ番組の撮影も自粛が増えるなかで、暇を持て余してしまう人も少なくない。


 これまで、なんとなく有名人YouTuberのチャンネルを見てこなかった人も、自宅での時間をうまく活用して気になるチャンネルを見つけてみてはいかがだろう。


(稲垣恵美)