ビンゴナイトで盛り上げ役に徹したマシュー・マコノヒー 出身地の米テキサス州をこよなく愛する俳優のマシュー・マコノヒー。現在は家族とともに地元で自宅待機中のマシューが、このほど介護施設に入居中の高齢者達とバーチャル・ビンゴ大会を楽しんだ。新型コロナの影響で家族らの訪問が許されず孤独な日々を送る入居者達だが、マシューとのビンゴゲームで特別なひと時を過ごしたようである。
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映画『評決のとき(原題:A Time to Kill、1996年)』、『10日間で男を上手にフル方法(原題:How to Lose a Guy in 10 Days、2003年)』、『ダラス・バイヤーズクラブ(原題:Dallas Buyers Club、2013年)』などで知られる俳優マシュー・マコノヒー(50)。端正なルックスやその絶対的な演技力でハリウッドの頂点を極めたが、マシューは今も故郷テキサスをこよなく愛しており、数々のチャリティー活動に加えて自身の母校テキサス大学オースティン校で教鞭をとるなど地元に根付いた活動を続けている。
そんなマシューに、オースティン郊外ラウンドロックの高齢者施設から熱烈な“ラブコール”が届いたのは、昨年9月のことだった。同施設のFacebookには「施設で開かれるビンゴナイトの司会をマシュー、ぜひあなたにお願いしたい」「私の夢を叶えて。お願い、会いに来て」と入居者達によるメッセージをまとめた動画がアップされたのだった。入居者のなかにはマシューの母ケイさんを昔から知る人物も複数見られ、「遊びにおいで」「お母さんも連れて久しぶりに会いに来て」などまるで親戚にようにマシューに気さくに語りかけていた。
なかなか仕事のスケジュールがつかず、ビンゴナイトの司会はしばらくお預けになっていたのだが、このほど自宅待機の時間を利用してマシューの司会によるバーチャル・ビンゴナイトが開催される運びとなった。施設のFacebookには、マシュー、ケイさん、そしてマシューの妻カミラ・アルヴェスらが人気ビデオ会議アプリのZoomを使い、ビンゴナイトを仕切る様子が公開されている。番号を読み上げながら場を盛り上げるマシューと、その声にドキドキしながらビンゴゲームを楽しむ高齢者達の交流がなんとも微笑ましい。
セールスディレクターのモーリーさんはのちに
「入居者の皆さんは、マシューの出演作が大好きなんです。」
「皆さん、ビンゴナイトをとっても楽しんでいらっしゃいました。」
と明かしている。
施設に入居中の高齢者のなかには、新型コロナウイルスの影響で家族や友人と会えず寂しい思いを抱えている人も多い。そんななかバーチャルではあったが、マシューとのビンゴナイトが実現したことで人々は久々に楽しいひと時を過ごせたことだろう。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)