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ショーン・ペン、LAの新型コロナ検査所にてボランティア活動

2020年04月07日 12:22  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ロサンゼルス消防局とタッグを組んだショーン・ペン(画像は『CORE 2020年4月3日付Instagram「We Are Working With Your Local #HealthcareHeros」』のスクリーンショット)
米時間5日、俳優ショーン・ペン(59)がロサンゼルスに設置された新型コロナウイルスのドライブスルー検査所でボランティア活動に励む姿がキャッチされた。2016年から交際中の恋人や2人の子供達も一緒だったようだ。

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『カリートの道(原題:Carlito’s Way、1993年)』『アイ・アム・サム(原題:I Am Sam、2001年)』『ミスティック・リバー(Mystic River、2003年)』など全く異なるタイプの映画に数多く出演し、その圧倒的な演技力で映画賞を多数受賞してきたショーン・ペン。

俳優として大きな成功を収めているショーンだが、彼は慈善活動家というもう1つの顔を持つことでも知られている。2010年には、1月に発生したハイチ大地震をきっかけに非営利組織「Community Organized Relief Effort(CORE)」を設立した。あれから10年が経過した現在も、引き続き被災地の復興に尽力中だ。2017年9月にはハリケーン・マリアがドミニカ共和国とプエルトリコを襲い、昨年9月にはハリケーン・ドリアンがバハマを直撃した。オーストラリアは昨年末より大規模な山火事に見舞われたが、ショーンの「CORE」は世界各地で発生したこれらの非常事態にも、積極的に支援活動を行っている。

そんな同団体がこのほどロサンゼルス市やロサンゼルス消防局(LAFD)とタッグを組み、 COVID-19ドライブスルー検査所のオペレーション活動を開始した。このたびの試みはショーンが『ABC News』の取材で

「このパンデミックのさなかに、我々のような市民団体が最も力になれることと言えば、トレーニングを受けたプロ集団を専門外の実務から解放し、本来の任務に戻れる手助けをすることです。」

と明かしている通り、トレーニングを受けたボランティアスタッフが検査所で活動に当たっていたLAFD消防士達からその運営を引き継いだ形で行われ、ショーン自らもロサンゼルス市内の路上に立ち、検査所を訪れた多数の車の誘導にあたった。現場にはマスクや手袋、防護服を着用したショーンの恋人レイラ・ジョージ(28)や、前妻ロビン・ライト(53)との間にもうけた娘ディランさん(28)と息子ホッパーさん(26)の姿も見られた。

LAFDメディカル・ディレクターのマーク・エクステイン医師も、現在「CORE」や市が一丸となって感染拡大の防止に努めていること述べるとともに、

「ロサンゼルスを今のニューヨークのような状態にしてはなりません。」

と強く語った。

なお「CORE」のウェブサイトによれば、現在ドライブスルーで検査を受けられるのはロサンゼルス郡在住者に限られるとのこと。なかでも感染が疑われる65歳以上の高齢者や慢性基礎疾患を抱える人が対象で、検査費用は無料、1週間ほどで検査結果が得られるということだ。

現地時間6日午後7時時点の『Los Angeles Times』の統計では、カリフォルニア州内の感染者は1万6342名、385名の死者が確認されている。



画像は『CORE 2020年4月3日付Instagram「We Are Working With Your Local #HealthcareHeros」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)