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「マジでコロナ舐めるな」NY在住日本人の動画に井上尚弥も警鐘「手遅れになる前に」

2020年04月03日 12:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

井上尚弥「今こそ影響力のある方が声をあげていく時」とも
東京都は4月2日、新型コロナウイルス感染者が一日あたり最多となる97人確認され、都内の総数が684人になったことを発表した。一方、米ニューヨークでは感染者数、死者数が瞬く間に増えて世界でも最悪な状況になりつつある。そのニューヨークに住む日本人女性が動画で「マジでコロナを舐めたらアカン」と生々しい現状を伝え、日本も今のままでは「ニューヨークやイタリアのようになる」と訴えた。深刻な内容の動画を見たボクシングWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥が4月3日、Twitterで「これがリアルな声。手遅れになる前に政府は手を打つべきだと思う」と警鐘を鳴らしている。

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ニューヨークのハーレムに住むシングルマザーが3月31日、YouTubeに「ほんまに聞いてほしい マジでコロナを舐めたらアカン」のタイトルで動画を投稿した。

彼女はニュースで日本の現状を見て「新型コロナウイルスが感染拡大しているのに、花見をしたり居酒屋に行ったり、足腰が弱るからと外を出歩く姿に驚いた」という。まるで少し前のニューヨークを見るようだったからだ。

ニューヨークでも2~3週間前までそんな感じだったが1週間で状況がガラッと変わり、感染者が100人から1,000人、10,000人と一瞬のように増えていったのだ。

さらに医療崩壊が起きたため、ニューヨーカーたちは感染したら治療を受けられずに命を落とす可能性が高いことを知っているので家から出ないという。彼女は「日本は今ならまだ止められる」との思いから、仕事がなくなり経済的に苦しいという声があるのも分かるが「ニューヨークやイタリアみたいになったらそれも言えないようになるよ」「家におるべき」と警告した。

井上尚弥は4月2日、Twitterで「若者の不必要な外出がまだまだ目立つ。あなたの大切な人を守るために一人一人もう一度行動を見直す必要がある」と呼びかけていた。

この動画を見てさらに危機感をつのらせた彼は、3日に「今世界で起きている状況をしっかりと報道するべき。これがリアルな声」と動画をリンクして、「手遅れになる前に政府は手を打つべきだと思う。今こそ影響力のある方々が声をあげていく時じゃないかな」と訴えた。

彼の投稿には「本当にそう。今日私の父親がコロナ感染だと判明致しました。手遅れになっているのですから一刻も早く緊急事態宣言を出していただきたい」と反響があったのをはじめ、「自分はミュージシャンなのですが、ファンの方の職場にもコロナウイルスに感染した人が出たようです。本当にぼくたちのすぐそばにコロナはいます。みんなに危機感を持ってほしい」と情報の拡散を呼びかける声が寄せられた。



画像2枚目は『井上尚弥 2020年2月14日付Instagram「2020.4.25 #toprank #lasvegas #naoyainoue」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)