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中島裕翔の長ゼリフに、中島健人×平野紫耀の競演も ジャニーズ出演4月ドラマはこの3作に注目!

2020年04月03日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『未満警察 ミッドナイトランナー』(c)日本テレビ

 4月クールのテレビドラマも、少しずつスタートし始める時期だ。そして、今期は何かと話題のドラマやシリーズものの放送が多い印象だ(期待が高まるゆえ、無事放送されることを願う)。もちろん、ジャニーズメンバーが出演する作品も少なくない。そこで、いくつかの作品をピックアップし、注目ポイントを考えてみたい。


参考:場面写真はこちらから


『SUITS/スーツ2』
 主演・織田裕二のバディとしてHey! Say! JUMP・中島裕翔が出演する『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)は4月13日からスタートし、月9ドラマ歴代最長の話数で放送される。同作は、アメリカ・USAネットワークの連続テレビドラマが原作。実力派俳優が顔を揃えたこともあり、2018年10月クールに放送されたSeason1はかなり好評であった。その分、Season2への期待も高い。


 今回は、織田演じる甲斐正午がボストンに行った中島演じる鈴木大輔を呼び戻すところから物語が始まる。中島演じる鈴木は驚異的な記憶の持ち主であり、Season1のときから長ゼリフが多かった。中島といえば、ジャニーズメンバーの中でも演技派と言われ、度々注目を浴びているメンバー。前作でもその演技力を存分に発揮し、専門用語たっぷりの長い台詞も難なくこなしているように見えた。そして、Season2。本人は「どんどんセリフが多くなっていくんじゃないかなとビクビクしています」と語っていた(参考:https://www.johnnys-net.jp/page?id=drama_movie)が、今回も「おぉ!」と驚くような台詞回しが出てくるのだろう。ぜひ、そのスピード感、臨場感も楽しみたい。


『未満警察 ミッドナイトランナー』
 年明け早々から注目が集まっていたSexy Zone・中島健人とKing & Prince・平野紫耀がW主演を務める『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)は、4月11日放送スタートとなる。舞台は警察学校。中島演じる、意識高い系をこじらせた元フリーターの理論派・本間快と、平野演じる、ちょっと天然ながらも有り余る体力と直感が武器の肉体派・一ノ瀬次郎がタッグを組み、事件を次々と解決していく警察ドラマである。


 中島も平野も、若手ジャニーズの中では演技班として多くの作品に出演してきた。しかし、その多くがラブストーリーのヒーローポジションで、同作のようにジャニーズメンバー同士でタッグを組んで謎解きをするというのは、新しいチャレンジである。そして個人的には、理論派・肉体派という設定がそれぞれにピッタリだと感じる。頭の回転が早く、どんな場面もオリジナリティを出しつつ、切り替えられる中島。想像以上に筋肉質な上に、愛すべきおバカキャラも定着した平野。彼らの「素」の部分が、今回の役にも反映されていくのではないだろうか。そして、なんといっても今をときめく2人がタッグを組むことで、どんな作品になるのか。自ずと期待が高まる。


『正しいロックバンドの作り方』
 すっかりジャニーズドラマ枠として定着した「シンドラ」枠。4月20日に第1話が放送される第12弾は、ジャニーズWEST・藤井流星と神山智洋がW主演を務める『正しいロックバンドの作り方』(日本テレビ系)だ。同作は、4人の青年が日本最大級の音楽フェス「電撃ロックフェス」を目指して右往左往する人情喜劇。バンドを愛する心配性のリーダー・シズマを藤井が、夢も目標もない今どきな大学生・テツを神山が演じる。


 藤井はこれまで着実に経験を積んできており、どんな役でもぴたりと化けるタイプ。今回、熱いシズマをどう演じるかが楽しみである(解禁されている公式サイトのビジュアルはイメージぴったりだ)。一方、神山は繊細な演技をするタイプ。普通の青年役でも、悪役でもそれは変わりなく、細かな感情を細かくなぞるタイプの演技を見せてきた。公式サイトでは「僕は映像作品でのお芝居経験が少ないので、今回は勉強でもあり、挑戦でもあります」(https://www.ntv.co.jp/tadashiirock/cast/)と言っているが、再び神山の演技が見られるという楽しみしかない。そして藤井と神山という珍しいタッグがどう化学反応を起こすのか。第1話の放送が待ち遠しい。


 ほかにも、木村拓哉の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)やNEWS・増田貴久の『レンタルなんもしない人』(テレビ東京系)、Travis Japan・中村海人の『ハケンの品格』(日本テレビ系)など、ジャニーズメンバーが活躍するドラマが多々ある。こんなご時世だ、ぜひ気になる作品、気になるメンバーを楽しみにチェックしてみてはどうだろうか。 (文=高橋梓)