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声優・小原莉子がバースデーイベント開催、高木友梨香を招いてアットホームなものに

2020年04月02日 19:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
●共演機会も増えた友達と、ともに作るバースデーイベント
声優・小原莉子の自身三度目となる単独イベント「りこぴん農園収穫祭~お誕生日編~」を2月22日、東京・TIAT SKY HALLにて開催。そのうち本稿にてレポートする第1部では、親交の深い声優・高木友梨香をゲストMCに招き、仲睦まじく楽しくイベントを繰り広げていった。

○●早速祝福! 冒頭登場のケーキとともにハッピーバースデー

開演時間を迎えたところでゲストMCを務める高木が登壇し場の空気を温めると、呼び込みに合わせて小原も登場。それと同時に片方落下してしまったイヤリングを含め、この日のコーディネートは”りこぴん農園”ということでトマトをフィーチャーしたものだ。

また、高木が身にまとっていた茶色のニットワンピースが小原からのクリスマスプレゼントであることも紹介されたところで、まずはまずは2月3日に誕生日を迎えたばかりの小原へ会場一体となっての「HAPPY BIRTHDAY」の合唱。と同時にサプライズでケーキも登場し、小原も喜びの表情をみせていた。

まずはふたりのプロフィールのおさらいや、親交の深まったきっかけの紹介から。そのなかで高木が気になったのが、TVアニメ放送が決定している『ぽっこりーず』。自身が演じるシロちゃんについて、「ヒールを履いているおしゃれ番長的なウサギちゃんだけど、食べ物を前にすると豹変する」と紹介していた。

一方高木のプロフィールの中で話題になったのが「特技:ゆで卵の殻むき」。特定コンビニのものが速い、とのことだったが、「ツルッてむけたときがすごく気持ちいい!」と語っていた。そんななか、小原が「ファンは、久しぶりにゆりぽんの”アレ”聞きたくないですか?」とキャッチフレーズの披露を無茶振り。打ち合わせになかったというそれを約3年ぶりに披露して拍手と歓声を浴びていた。

こういった、仲が良いからこそのやり取りを繰り広げるふたりの馴れ初めを、プライベートの動画や写真をまとめた動画を上映したのちに振り返っていくことに。出会いのきっかけは『ファンタシースターオンライン2(以下:PSO2)』公式プレイレポート番組の担当。

のちにふたりと高野麻里佳の3人が”DF(ダークファルス)ガールズ”となり『PSO2』のイベントやCM出演を行なってきたが、そのCMについてし「帰ってTVつけた瞬間に自分が映って『おおっ!』ってなった(小原)」「ちょっとドキッとするよね(高木)」と振り返ったりCM撮影の裏話を披露しつつ、話題は4年前にふたりで行った富士急ハイランドに。その際「ナガシマスパーランドによく行ってたので、富士急の絶叫も楽勝だと思ってた」小原が、一発目にFUJIJAMAに乗って降りたら半ベソをかいていたというエピソードを高木が披露。

加えて締めに行こうとしていた戦慄迷宮がすんでのところで受付終了になってしまったという思い出も。その他にも、毎年必ずふたりで桜を見に行く場所での夜桜の模様や、ラベンダー畑やマザー牧場に赴いたエピソードも披露し「お互い行きたいところに行ってる感じだよね(小原)」とまとめていた。

もちろんプライベートだけではなく、本業でのショットも。『PSO2』のTVアニメ以来の共演を果たした韓国ドラマ『たった一人の私の味方』の吹き替え時の1枚や、昨年末のコミケでの『Re:Union』でのトークショー時の写真が映し出され、小原が「あらたな作品で関わる機会ができて嬉しい」とまとめていた。

○●質問コーナーも、息ピッタリに次々回答

続いてのコーナーは”りこぴん写真館”。Canon製の業務用超高性能フォトプリンター「DreamLabo 5000(本体標準価格:5,000万円)」で出力して超画質グラビア写真を額装してお届けする”Dream Pictures”という企画の第一弾として撮影された、小原の写真を紹介していく。

小原から「”普段着たことのない服に挑戦しよう!”というものを掲げまして」と全体のテーマが紹介され、”代官山にいそうな、ちょっと知的な女性”をコンセプトにしたチェックのロングコートを身にまといメガネをかけたショットや、”表参道にいるフェミニンな女性”をイメージしたワンピースの上にニットを羽織った1枚などを紹介。それぞれのコンセプトに応じて撮影場所も変えたという、こだわりの作品だ。

改めて現物が登場すると、「どんなに近くで見ても、髪の一本すらも見える!」と驚きをあらわにする小原。ちなみにこの日すでに販売が行われており、特典の直筆サインプレゼントの抽選もイベント後に行われていた。

続いては”質問&お悩み相談”のコーナー。なんと事前に150件以上寄せられた質問を、抽選ボックスから弾いて次々と答えていく。質問の内容も「推しスイーツは?」や「バレンタインチョコ何人に配った?」という柔らかめのものや、「趣味を作るのになかなかはじめの一歩が踏み出せません。どうすれば?」のような真剣なものまでさまざま。

「互いの尊敬しているところを、相手の目を見ながら教えてください」という質問では、小原がなぜか高木の間近まで接近。「眼力がすごい」と高木が笑いながらこぼすなか、「器の広い心」と回答する。一方高木が「猪突猛進なところ。何事にもめっちゃまっすぐ!」と返すと、「たしかに!ゆりぽんと話すときめっちゃまっすぐ見ながら話してる」と小原自身も納得していた。

●カラオケコーナーで一緒に歌ったのは、親交を深めるきっかけとなった”あの作品”の曲!
○●お互いが見た!相手の”すごい”エピソード

さて、ここからは実際のふたりの思い出をもとにしたミニドラマの生朗読劇コーナーへ。まずは小原がエピソード提供した”ゆりぽんの強運”から。小原が提供した、高木が生配信番組中の完全に運任せのゲームで、50連続で当たりを引きクリアしたというエピソードをもとにつくられたが、中盤以降は高木から小原へのモノマネの無茶振りやアドリブなどもうまく盛り込んで楽しいエピソードが完成。

もう1本は逆に高木が提供したエピソードをもとにした”りこぴんはハイスペック”。先程写真も登場したラベンダー畑で、ハチの群れを気にせず花束を作り上げる小原の姿をもとにしたものだったが、1本目同様高木が小原にモノマネを無茶振りしたり、中盤で小原が旅行先として『温泉むすめ』で縁のある鈍川温泉を推しまくったりとこちらも実際のエピソードをより楽しく膨らませた形で届けてくれたのだった。

そして、イベントラストに行われたのがカラオケコーナー。まずはソロでそれぞれ1曲ずつ思い入れのある曲を歌唱していく。先に歌唱した小原は倖田來未の「Selfish」を選択。イントロでは笑顔で煽りつつ、歌唱に入った瞬間にボーカルはスタイリッシュなものに。特に中低音域を中心に、力強さと切れ味が強く胸に残る歌声を響かせていった。

また、歌唱後にはこの曲について「高校生の頃からよく歌っていた、歌詞に励まされることも多かった曲」と振り返っていた。一方、高木が「好きな歌手の曲」との前フリから歌い始めたのは、林原めぐみの「サクラサク」。譜割りも細かくテンポも速いため実は難解なこの曲を、キュート寄りのボーカルで楽しんで歌っていく。歌唱後には林原めぐみ愛を炸裂させた高木。「りこぴんのイベントの場をお借りして、自分の好きな曲を歌えてうれしい」と感慨もひとしおだった。
○●カラオケコーナーでも!? まさかのアドリブ

ソロ曲を終え、「私たちといえば……あれしかないんですよ!」との小原の言葉に続いてふたりで歌ったのは「トキメキプレシャスドリーマー」。イベント前半でも触れられたふたりが出会った作品『PSO2』で、DFガールズの3人が演じたキャラクターの楽曲だ。この曲では高木に加え、小原も一転してキュート全開の歌声に。

高木も爽やかかつロッキンな楽曲にマッチさせるように歌声のチャンネルをあわせ、ふたりとも先ほどとは違う個性を、大事な曲でしっかりと見せる。Dメロでの縦に並んだフォーメーションなど、極力元々の振り付けを活かしたパフォーマンスも、かねてからのファンには嬉しいポイントだったのではないか。

そして最後に、「ゆりぽんと私の絆を表す曲(小原)」と紹介してから歌われたのは、まさかの「青春アミーゴ」(修二と彰)。サビでの振り付けは原曲を再現した息ピッタリのもので、楽曲のもつバディ感がふたりからもにじむ。が、その一方で2番に入ると小原が歌詞に合わせて遊び出し、それを目にした高木がついていく展開に。

歌唱後「リハでなんもやらなかったのに!」と若干のクレームも飛び出しつつも、最後まで楽しそうに歌いきっていたのだった。「みなさんがゲストMCを温かく迎え入れてくれたおかげで、すごく楽しかった!(高木)」「前回のイベントよりも広い会場なのでドキドキしてたけど、皆さんにこうしてきていただけてありがたかったです。身体だけには気をつけて、無事に帰ってくださいね。夜の部参加の方は、また一緒に楽しみましょう!(小原)」とメッセージを送っていた。

そして挨拶後にはファンコミュニティアプリ・faniconでのファンクラブ開設を発表! 「普段のSNS以上に、小原莉子としてより濃く発信できる場に」と説明していた。そのコミュニティ名は”りこぴん果樹園”。イベント翌日に実施されたような会員限定の生配信を行なったり、会員限定企画なども検討されているとのことなので、ぜひチェックしてほしい。

紹介終わって改めてのEDでは、観客をバックに記念撮影。小原がステージの端から端まで観客に挨拶をしてまわり、最後に間近で高木にファンサしてハイタッチを交わし、イベントを締めくくったのだった。

心を許せる相手とのリラックスしたムードのなか、非常にアットホームなものとなったこの日のイベント。最近ファンになった観客にとっては、新たな面も垣間見ることができたのではないだろうか。faniconの開設など新たな動きも発表した彼女に、引き続き注目していてほしい。(須永兼次)