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志村けんさん訃報に近藤春菜「そばでお笑いを一緒にできたことは私の人生にとってなんて幸せか、宝物か」とただ涙

2020年03月30日 11:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

多数のお笑い番組や舞台などで活躍した志村けんさん
新型コロナウイルス肺炎のため今月20日に入院、治療を続けていた「ザ・ドリフターズ」の志村けんさんが、29日23時10分に都内の病院で亡くなったことが30日分かった。70歳だった。志村さんの冠番組『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)で長く共演しているハリセンボン・近藤春菜は、自身がサブMCを務める『スッキリ』で志村さんの訃報が流れると涙を流し続け、絞り出すように志村さんへの思いを語った。

これまで長く日本に笑いを与え続けてきたタレントの志村けんさんの訃報が30日10時前に流れると、世間では大きな衝撃が走り、悲しみに包まれた。

生放送中の日本テレビ系情報番組『スッキリ』では、ゲストコメンテーターの俳優・小澤征悦が「自分も『8時だョ!全員集合』からドリフターズをずっと見てて笑わせてもらって、他の番組に出させてもらったときもすごく優しくしていただいたので、このニュースは信じられない」と沈痛な面持ちになり、「あえて言わせてもらいますけど、誰にでも起こり得るんだということを僕たちみんなに年齢関係なしに『気をつけろよ』と言ってくれているような…勝手にですよ」と続けた。

スタジオで涙を流し続ける近藤春菜にMCの加藤浩次が「春菜、大丈夫か?」と気遣うと、春菜は「自分たちが気を付けることで自分を守るんじゃなくて他の方を守るんだという意識を持たないと終息しませんし、本当に志村さんは人に与えてきたことがたくさんあって最後の最後まで人にいろんな思いを与えてくださるんだなと、志村さんのこと絶対心に留めなきゃいけないし、無駄にしちゃいけません」と言葉を絞り出した。

そして春菜は「ハリセンボンが若手のときからすごく見ていただいて、一緒にコント番組をやらせていただいたり、『志村どうぶつ園』でもすごくお世話になって本当に上の方なのにすごいいつも楽しく私たちが何でも言いやすいような環境を作ってくださって、そばでお笑いを一緒にできたことは本当に私の人生にとってなんて幸せなことか、宝物かと思いますし、だから今、本当に信じられなくて、志村さんに返せてないことがいっぱいありすぎて」と途中で言葉を詰まらせながらも志村への思いを口にすると絶句した。

また加藤浩次は志村けんさんについて「日本国民本当にみんな愛したお笑い芸人。ドリフターズというグループで始まってひとりになられて、いろんな番組をやって、今70歳でもずーっとコントを愛してやってきた」と唸った。

志村けんさんは今月17日に倦怠感の症状があったため、自宅静養(発症日)、19日に発熱・呼吸困難の症状が出現、20日に訪問診察した医師の判断により、都内病院へ搬送。重度の肺炎との診察を受け、入院。23日に新型コロナウイルス検査で陽性が判明。24日に保健所による調査が行われ、発症日と濃厚接触者の特定が完了した。感染経路については不明だという。

志村けんさんは2004年から続く『天才!志村どうぶつ園』の収録に今月5日に参加していた。志村さんの通夜・葬儀は近親者のみで執り行うという。現在新型コロナウイルスにより日本が危機にさらされているが、このウイルスにより「笑い」が必要なこの時期に志村けんさんを失ってしまった。これまで日本に多くの笑いをもたらして、笑顔にしてくれた志村けんさん、ご冥福を心より祈りたい。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)