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松重豊、『きょうの猫村さん』主題歌で歌に初挑戦 作曲は坂本龍一、歌詞はユザーンが担当

2020年03月30日 11:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(左から)坂本龍一 Photo by zakkubalan (c)2017 Kab Inc.、松重豊 (c)テレビ東京

 4月8日よりテレビ東京系で放送がスタートする松重豊主演のミニドラマ『きょうの猫村さん』の主題歌「猫村さんのうた」を、坂本龍一が書き下ろし、歌を主演の松重豊が担当することが発表された。


参考:濱田岳、石田ひかり、池田エライザ、染谷将太、安藤サクラら、松重豊主演『きょうの猫村さん』出演


 本作は、2005年7月から単行本を発行し、累計発行部数330万部以上を誇る、ほしよりこの人気コミック『きょうの猫村さん』(マガジンハウス刊)を初めて実写化するもの。主人公の猫の家政婦・猫村ねこを松重が演じ、猫村さんを取り囲む多種多様な登場人物を濱田岳、石田ひかり、市川実日子、松尾スズキ、小雪、池田エライザ、水間ロン、染谷将太、安藤サクラ、荒川良々が演じる。


 今回、本作の主題歌が「猫村さんのうた」に決定し、歌を松重、作曲を坂本、そして作詞をタブラ奏者のU-zhaan(ユザーン)が担当することが発表された。松重は猫役に続き、本作で歌にも初挑戦。そして音楽は、坂本と共に、日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した篠田大介が担当する。


 また、『きょうの猫村さん』の魅力が詰まった1分トレーラー(主題歌Ver.)と場面写真も初公開。なお、主題歌「猫村さんのうた」は、初回放送当日の4月8日深夜0時より、各音楽ストリーミングサービスおよびダウンロードサイトで配信開始される。


 さらに、松重の音楽ラジオ番組『深夜の音楽食堂』(FMヨコハマ)の4月7日と14日の放送回にはユザーン、21日放送回には坂本が登場。主題歌のレコーディングや音楽についてのこだわりなどのトークが展開される。


【作曲・坂本龍一 コメント】
■主題歌のオファーを受けて
「これはやらねば」と思いました。もちろん、原作が『きょうの猫村さん』だということも大きいですが、松重豊さんが演じると聞いて、この奇抜な企画は、参加するみなが真剣に悪ノリをすることに意義があるんだと思いました。


■作曲に当たって
本来、僕は歌の曲を作るのは苦手なんですが、今回は自分で下手なりに歌いながら、試行錯誤して作りました。覚えやすく、ドラマを見た人も口ずさめるようにと意識しましたが、でも単にホンワカしたものではなく、ひねりもほしい。歌の途中で、Queenのように唐突な転調をして、すぐに何事もなかったのようにパッと戻る。どこか唐突に変なことをしてしまう猫村さんのようじゃないかな。


■松重豊の歌について
歌は初挑戦だと聞いていましたが、深く低い声で音程もしっかりとしていて、とても上手だと思いました。仕上がりも楽曲のイメージにぴったりでした。


【作詞・ユザーン コメント】
『きょうの猫村さん』がTVドラマ化される、なんと実写で、しかも猫村さん役は松重豊さん で、さらに主題歌の作曲が坂本龍一さんで。そしてその歌詞を書いてくれ、という突拍子もないオファーが来た時には、すべてに現実味がなさすぎて、何かのドッキリ的なやつなんじゃないかとすら思いました。でもまあ「大成功」って書かれたプラカードを坂本龍一さんが満面の笑みで持ってくるというのも想像しにくいし、きっと本当なんだろうなと信じることにして歌詞を書きました。


【歌・松重豊 コメント】
坂本龍一さんの偉大なディスコグラフィの、小さなバグのひとつとして僕の名前が残る奇跡に感謝します。


(リアルサウンド編集部)