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香取慎吾に渡辺直美……“好きなことで、生きていく”タレントYouTuberのチャンネルが急上昇中

2020年03月30日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 YouTuberに関するデータを提供する「NoxInfluencer(ノックスインフルエンサー)」を参照し、直近1週間で注目を集めたYouTubeチャンネルと、その理由を探る本企画。今回は4つのチャンネルに注目してみた。


(参考:ヒカキン&香取慎吾がYouTubeで夢のコラボ トップYouTuberたちが次々撃沈!


 今回紹介したいのは、急増する有名タレントのYouTubeチャンネルのなかで、先週大きな伸びを示したもの。まずは国民的アイドル・香取慎吾のチャンネル「SHINGO KATORI(↑87.5%/登録者数14.2万人)」が熱かった。というのも、YouTuber界のトップスターとも呼べるヒカキンと夢のコラボが実現したからだ。


 ヒカキンのチャンネルで公開された動画「LINEでビデオ通話したら香取慎吾さんドッキリ【前編】ユーチューバーにかけまくるw【ヒカキンTV】」は、3月29日時点で370万再生を超える大ヒットを記録。一方、香取のチャンネルでは「HIKAKINとヒューマンビートボックスやってみた!【ONPA PLAY】~Human Beat Box~」が配信され、こちらも大きく再生数を伸ばした。


 このコラボをキッカケに、香取のチャンネル登録者はたった1日で3万人も増加。これまではアーティストたちが登場することが多かったが、これを機に多くの動画クリエイターたちが同チャンネルにコラボ出演するかもしれない。


 お次は、国内外でインフルエンサーとして活躍するお笑いタレント・渡辺直美のYouTubeチャンネル「NAOMI CLUB(↑70.8%/登録者数13.9万人)」。3月12日に開設されたばかりのチャンネルだが、ほぼ全ての動画が多くの再生数を叩き出している。


 渡辺のチャンネルの特徴は、ほとんどがライブ配信の様子を録画したものであり、一切編集が入っていないこと。1時間前後の長尺の動画が多いが、お笑いで鍛えた間の取り方やトーク術、さらには渡辺のキャラクター性もあって、視聴者が最後まで飽きないような作りになっている。


 3月28日には「【生配信】今夜は私と一緒にディナーしよ!お食事はそれぞれご準備ください!」というタイトルの生配信を実施。外食が難しい現状を鑑みて配信したそうで、渡辺と視聴者がリアルタイムで食事とトークを楽しんだ。また渡辺のあけっぴろげな性格があらわになっており、身近に感じられるというのも人気のポイントであることが窺える。


 3つ目は、お笑いコンビ・ココリコの遠藤章造が開設した「ココリコ遠藤のヘンなカタチ(↑78.9%/登録者数7.22万人)」チャンネルについて紹介したい。約6年ほど前からチャンネル自体は存在していたのだが、シーンの盛り上がりを見て決断したのか、このほどついに動画投稿をスタートさせた。


 記念すべき1回目の動画では、180万人以上の登録者を抱えるカジサックがゲストとして登場。トーク番組のようなボケとツッコミの応酬は、お笑いタレントの技術の高さを実感させるもので「オモロ過ぎて腹よじれました」「この掛け合い好きやわぁ」など好意的なコメントが多数寄せられている。


 ラストは、AKB48グループの総監督を長年にわたって務めた横山由依の「Yuihan Life(↑150.5%/登録者数2.61万人)」について。AKB48メンバーが単独でYouTubeでの活動をスタートさせるプロジェクトの一環として、こちらのチャンネルは開設された。


 現在公開されている動画は、メイクアップ中の様子やレコーディング風景などといったVLOGスタイルが多い。横山曰く、綺麗な映像が好きであることと、旅の動画を収めておきたいという思いから、この形式で構成されているそう。いわゆる旅行系YouTuberに近い存在なのかもしれない。


 今回は以上4つのチャンネルを紹介したが、どれもが自身の個性を活かし、やりたいこと、できることを動画としてアウトプットしているチャンネルであり、YouTuberの標語である”好きなことで、生きていく”を地で突き進んでいる。


 普段はテレビ番組内の姿からしかわからないが、単独チャンネルを覗いてみると意外に知らない素顔や新しい発見があるかもしれない。YouTubeをプラットフォームにタレントたちとの距離感が近くなったからこそ、今一度さまざまなチャンネルを観てみるのはいかがだろうか。


(鳥羽竜世)