楽天は3月27日、「新卒就職人気企業ランキング」の総合トップ200社を発表した。調査は2019年9月から今年2月にわたり、ネット上およびイベント会場でのアンケートで実施。21年卒業予定の学生3442人から回答を得た。
総合首位には「NTTデータ」が初めて輝いた。10回目を迎えた同ランキングでは、IT企業が1位を獲得するのも初。一昨年の8位、昨年の3位から着実に順位を伸ばしている。
「教育研修に熱心」な企業ランキング、1位は「ニトリ」
2位以降は「味の素」「伊藤忠商事」「花王」「資生堂」「全日本空輸(ANA)」「サントリーホールディングス」「アサヒビール」「集英社」「日本航空(JAL)」がトップ10にランクイン。
ほかにも「楽天」「アクセンチュア」「ソニー」「ロッテ」「オリエンタルランド」「JTBグループ」「ソニーミュージックグループ」「丸紅」「コーセー」「ニトリ」と例年人気の高い消費財メーカーやトラベル、航空系などの企業が名を連ねた。
特徴的だったのは、やはりIT企業の躍進だ。11位の「楽天」(昨年17位)、12位の「アクセンチュア」(同13位)、23位の「SCSK」(同43位)、29位の「野村総合研究所(NRI)」(同37位)、46位の「LINE」(同66位)など、昨年から大幅に順位を伸ばした企業が多かった。
また、志望理由別ランキングでは「教育研修に熱心」な企業ランキングの上位に入った企業が、総合でも大幅に順位を上げる傾向があった。同ランキングには1位から順に、総合20位の「ニトリ」(同36位)、総合34位の「アビームコンサルティング」(同81位)、総合60位の「太陽生命保険」(同585位)などがランクインしていた。