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「エスペランサ靴学院」が大阪に移転、卒業生の大山一哲が学院長に

2020年03月27日 15:22  Fashionsnap.com

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エスペランサ靴学院 Image by: エスペランサ靴学院
3月19日に一時閉校した浅草の靴職人育成機関「エスペランサ靴学院」が、大阪市浪速区のAダッシュワーク創造館に移転し、5月11日に運営を再開する。移転後の運営会社はAダッシュワーク創造館が担い、卒業生でシューデザイナーの大山一哲が新学院長に就任する。
>>日本初の靴職人養成機関「エスペランサ靴学院」が移転で一時閉校、再開時期は未定

 学院長の大山は浅草のエスペランサ靴学院の19期卒業生で、シューズブランド「ヌーメロウーノ(numero uno)」を手掛けるほか、靴の製造卸売業を行うロカシューの代表取締役を務めている。
 エスペランサ靴学院は、1973年に日本で初めて靴を専門的に学べる場として設立。創業時から47年にわたり神戸レザークロスが運営してきたが、昨年5月にワールドが同社を連結子会社化。その後神戸レザークロスとワールドがエスペランサ靴学院の事業承継先を模索していたところ、ロカシューが事業の引き継ぎに名乗りを上げ、ワールドと商標使用許諾契約を締結した。
 エスペランサ靴学院は今回の移転を機に、製靴を中心に学ぶ技能コースに加え、新たにビジネスコースを開設。新コースでは商品の企画開発や販路開拓、経営についても教育するという。現在、移転後初の受講生となる47期入学生の出願を受け付けている。募集期間は4月15日まで。
■エスペランサ靴学院:公式サイト