ナスタは3月25日、テレワークに関する実態調査の結果を発表した。調査は3月中旬にネット上で実施し、勤め先にテレワーク制度がある1000人から回答を得た。
「テレワークを利用したことがある」(49.0%)という人は約半数にのぼった。利用したきっかけで最多は「コロナウイルス感染防止のため」(58.0%)。以降は「通勤時間削減のため」(37.6%)、「ちょっとした用事を済ませるため」(19.2%)と続いた。
「体調不良でも他人に迷惑かけずに仕事できる」
利用頻度については「週に1回以上利用している」(62.9%)と回答した人が6割超。継続的に制度を活用する人が多いようだ。
テレワークを利用して「便利だった」「どちらかといえば便利だった」と回答した人は、合わせて86.9%にのぼった。理由を聞くと、最多は「通勤ラッシュを避けられる」(68.4%)。次いで「家族と過ごす時間が長くなる」(34.1%)、「体調不良の時ときでも他人に迷惑をかけずに仕事ができる」(33.5%)と続いた。
一方、デメリットとしては「他の社員とのコミュニケーションがとりづらくなる」(52.4%)、「休憩時間などが曖昧になったり、だらだら仕事をしたりし生産性が下がる」(44.2%)といった意見が挙がった。
今後については「テレワークを利用しようと思う」(57.9%)という人は過半数に。会社以外で仕事をしたくないという人は15.6%だった。一方、テレワーク利用経験者のみだと「利用したい」人は80.4%とテレワークに前向きな人が多かった。