スコラ・コンサルトは3月25日、「仕事における挑戦経験」に関する調査結果を発表した。調査は昨年11月にネット上で実施し、20~69歳の会社員400人から回答を得た。
会社の業績に関わる課題の解決のために、7割以上が「会社や上司に提案した経験がある」(72%)と回答。年代別にみると、60代(81%)が最多だった。一方、20~30代は7割台(20代:72.4%、30代:76.9%)で、40~50代は6割台(30代:65.5%、50代:68.2%)にとどまった。
「しっかりと検討されたが、採用されなかった」は20代で4割に
提案した結果を聞いたところ、最多は「採用された」(39.5%)で4割近く、次いで「提案は検討されたが、採用されなかった」(25.8%)、「検討すると言われたが放置された」(17.7%)、「話を聞いてくれたが検討されなかった」(15%)、「話を聞いてくれなかった」(3.2%)と続いた。
「採用された」という回答者を年代別にみると、最多は60代(58.8%)に。一方、20~50代の採用率は4割以下(30代:35%、40代:36.8%、50代:33.3%)だった。
「提案をしっかりと検討されたが、採用されなかった」という回答では、20代(42.9%)と30代(10%)で30.9ポイントの差が開いた。30代は「検討すると言われたが放置された」(35.0%)、「話を聞いてくれたが検討されなかった」(15%)の合計が半数を占めた。
続いて、自分の所属する会社で「今後挑戦してみたい取り組みがある」(35.8%)と答えた人は4割近かった。年代別にみると、特に20~24歳(46.6%)と60~64歳(46.7%)で5割に迫った。一方、過半数が「挑戦したい取り組みがない」(53%)と回答した。
所属する部・課などのチームで、新たな取り組みを始めることに対して「周囲が協力的である」(47.3%)と答えた人は約半数にのぼった。
「挑戦してみたい取り組みがとてもある」とした回答者のうち、周囲が協力的である割合は80.7%にのぼった。一方で「挑戦してみたい取り組みが全くない」とした回答者では、周囲が協力的である割合が17.2%にとどまった。