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国民に愛され続けた大統領が投獄生活を振り返る 『世界でいちばん貧しい大統領』本編映像

2020年03月26日 18:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』(c)CAPITAL INTELECTUAL S.A, RASTA INTERNATIONAL, MOE (c)CAPITAL INTELECTUAL S.A

 3月27日公開の映画『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』より、本編映像が公開された。


参考:動画はこちらから


 エミール・クストリッツァ監督最新作となる本作は、収入の大半を貧しい人々のために寄付し、職務の合間にはトラクターに乗って農業に勤しむ、風変わりだけど自然体の南米ウルグアイの第40代大統領ホセ・ムヒカに、クストリッツァ監督が迫るドキュメンタリー。


 トラクターに乗る大統領の存在を知ったクストリッツァ監督は、「世界でただ1人腐敗していない政治家だ」と直感。2014年からムヒカの撮影を開始し、大統領としての任期を満了する感動の瞬間までをカメラに収めた。極貧家庭に育ち、左翼ゲリラとして権力と戦い、13年に及ぶ苛烈な拘留生活を経て、大統領として国民に愛されたムヒカ。波乱万丈の人生が終盤にさしかかった彼が語る言葉とは。


 公開された本編映像では、国民たちに熱烈に愛され、ノーベル平和賞に二度もノミネートされたムヒカ大統領が、軍事政権化のウルグアイで極左ゲリラとして戦い、13年にも及ぶ過酷な投獄生活を振り返る。ムヒカ大統領が当時の経験について「成功に目がくらみ、偉そうにふんぞり返ってる。と言われるような人物になっていたかもしれない」「矛盾に聞こえるかもしれないが、時に悪は善である。そして逆に善は悪にもなるんだ」と語る姿が映し出されている。 (文=リアルサウンド編集部)