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コロナショックでコティ格下げ、P&Gビューティ事業売却計画は先送りか

2020年03月26日 16:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

COTY 公式サイトより
米格付け会社S&Pグローバル・レーティングが、ビューティプロダクトを手掛けるコティ(COTY)の信用格付けをB+から債務不履行の可能性があるBに格下げした。

 コティは、「グッチ(GUCCI)」「クロエ(Chloé)」などのフレグランスや、「リンメル(RIMMEL)」といったビューティブランドを展開している。昨年11月には、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)のビューティー事業の株式51%を取得し、パートナーシップを締結した。
 今回の格下げには、新型コロナウイルス感染拡大による売り上げ減少が大きく影響し、P&Gのビューティ事業売却計画が崩れたほか、ヨーロッパやアメリカ、日本などの成長市場の売り上げが低迷したことで、過去3ヶ月にジェンナーの事業とのパートナーシップによって投資を受けていた分を含む負債の返済が行き詰まったことが要因となったという。P&Gのビューティ事業売却計画に関しては先送りになる可能性を明らかにした。
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