トップへ

三越恵比寿店が来年2月に閉店か、基幹店の経営に注力

2020年03月25日 19:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

三越恵比寿店のサイトトップページより
三越伊勢丹ホールディングスが、三越恵比寿店を2021年2月に閉店する方針を固めたと日本経済新聞が報じた。2017年から段階的に改装を行い、昨年3月にリニューアルが完了したばかりだが、抜本的な改革にはつながらなかったと見られる。

 三越恵比寿店は、1994年10月に「恵比寿ガーデンプレイス」内に開業。現在まで25年以上にわたり営業を続けてきた。
 日経の報道によると、三越恵比寿店はECおよび周辺施設との競争の激化により業績が低迷しており、近年は数億円規模の赤字が続いていたという。また新型コロナウイルスの感染拡大により、百貨店業界は売上が低迷。"コロナショック"は長期化する見方が強まっており、商圏が広い伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店の基幹3店に経営資源を集中するという。閉店については月内にも正式発表すると見られる。
【あわせて読みたい】百貨店2月の免税売上約7割減、コロナショック顕著に
 なお、三越伊勢丹ホールディングスでは構造改革の一環として、赤字恒常化の店舗として伊勢丹相模原店、伊勢丹府中店、新潟三越の3店舗を2020年3月までに閉店するなど、地方店舗を中心に事業整理を進めている。