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ウィル・スミス「自宅隔離がコロナ流行の鎮静化に繋がる」『I Am Legend』のウイルス学者役から「知識を深めた」

2020年03月25日 17:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

役作りのためウイルスに関する知識を学んでいたウィル・スミス
米人気俳優ウィル・スミス(51)が、妻ジェイダ・ピンケット=スミス(48)主催のトーク番組『Red Table Talk』に次男ジェイデン・スミス(21)を除く、長男トレイ・スミス(前妻シェリー・ザンピノとの子供、27)、長女ウィロウ・スミス(19)、そしてジェイダの母エイドリアン・バンフィールド=ノリスさん(66)の家族ぐるみで出演した。米時間18日、円卓テーブルを囲んで行われた討論の中では世界中を悩ませている新型コロナウイルスの話題が挙げられた。

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新型ウイルスなだけに不可解な部分が多いコロナに関して、誤った考え方や根拠のない情報も浮上している。ウィル・スミスはこの錯乱した状況に責任を感じていると冗談交じりに発言。SF映画『I Am Legend(アイ・アム・レジェンド)』(2007年公開)の主演を務めたウィルは、この映画の世界観が流行性コロナウイルスに通じるものがあるという。

「俺は2008年(実際には2007年)に『I Am Legend』の主演を務めたからこそ、コロナウイルスにまつわる誤った情報に関してなんとかしなきゃいけないと責任を感じているんだ(笑)」

ウィル・スミスは同作で、人類を滅亡に陥れた原因不明のウイルスと闘うウイルス学者を演じていた。ある日、ニューヨークで原因不明のウイルスが広まり、感染した生物や人々は人間を捕食するモンスターに突然変異し人々に襲いかかる。唯一の生存者でありウイルスの抗体を持つロバート・ネビル博士(ウィル・スミス)は荒廃したニューヨークでたった一人、この原因不明のウイルスの解決策を導き出すために戦っていくというストーリーである。

この映画の内容と、パンデミック化した新型コロナウイルスの状況が似ていると感じたウィルは「『I Am Legend』の制作中、自分の役柄はウイルス学者だったから、役作りの一環として“米国疾病予防管理センター(CDC)”に行く機会があったんだ。そこでウイルスやウイルス病原体の基礎的な知識を学び理解を深めたことで、僕の人生や世界観が変わったんだ。人々が理解してない根本的な基本的概念がそこにはある」と語った。

なお人から人へ感染する新型コロナの特徴から、「社会的距離(social distancing)」の確保が重要とされる現状に触れ、自宅隔離の重要性も強調した。

「ウイルスの人から人へ感染する動きが、俺達が他人との接触を避けなければいけない理由なんだ。そして俺達が自宅隔離を続ければ、いずれ“流行曲線を平らにする=流行を沈静化させる”ことに繋がる。たとえば病床数40床しかない病院に一度に50人の患者が訪れた場合、10人の重篤患者が治療を受けられない。そうならないためにも、これ以上多くの感染者を増やさないように俺達は外出を控え、他人との接触を避けなければいけないんじゃないか。」

ちなみに番組撮影時に次男ジェイデン・スミス(21)が参加していなかった理由は、ジェイデンが世界各地を行き来していたことから保菌している可能性を懸念し自ら接触を控えているためだという。



(TechinsightJapan編集部 MIE)