2020年03月25日 17:01 弁護士ドットコム
新型コロナウイルスの感染拡大がさまざまな影響を及ぼす中、「CORONAVIRUS」(コロナウイルス/コロナビールス)が、大阪府内の男性によって、商標出願されていることがわかった。
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特許や商標の検索サイト「J-PlatPat」によると、ことし2月20日に出願された。ただし、出願があるからといって、かならずしも商標登録されるわけでない。
今回は、ステータスが「審査待ち(方式未完)」となっており、手続きに何らかの不備があったものとみられる。
この男性とその関連会社は、自分に関係のない団体や人物に関するワードを大量に商標出願することで知られており、特許庁が過去に注意喚起を呼びかけたことがある。
新型コロナをめぐっては、この夏に開催予定だった東京五輪・パラリンピックの延期が決定している。たとえ2021年開催になったとしても、「東京2020」の呼称は存続される見込みだ。
なお、「東京2020」は同組織委員会が商標登録しているが、J-PlatPat上(反映に2~3週間程度のタイムラグがあるとされる)、「東京2021」はまだ誰からの出願も確認できない。