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「ワークマン」女性向けアイテムが好調、初のスカートなどラインナップ拡充

2020年03月24日 22:42  Fashionsnap.com

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2020年春夏シーズンの新作が並ぶ女性専用売場 Image by: FASHIONSNAP.COM
ワークマンが展開するウィメンズ商品の売れ行きが好調だ。女性客の増加傾向に伴い、2020年春夏シーズンは昨年の同シーズンよりもウィメンズ商品を約2倍に拡充したという。
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 同社では一般向けの業態「ワークマンプラス(WORKMAN Plus)」の出店を開始した2018年以降、女性の購入者の割合が右肩上がりで伸長。ショッピングモール内のワークマンプラス店舗においては来店客の半数近くが女性だという。今年2月に発表した2020年3月期第3四半期(2019年4月1日~12月31日)の業績では、ウィメンズ商品の売上高が前年同期比60%増と大きく伸ばしており、同社の担当者は「ワークマンプラスがメディアで取り上げられる機会が増えたことで認知度が上がっただけではなく、『#ワークマン女子』といった言葉が生まれるなどSNSを中心とした口コミ効果も大きい」と話す。

「ハイストレッチ UV ワンピース」(税込1,500円) 
 2020年春夏シーズンのウィメンズアイテムはプライベートブランドの商品数が約30型で、ワークマン初の試みとして女性客から要望が多かったスカート類を製作。胸元のポケット部分に折り畳んで収納できるポケッタブル仕様の「ハイストレッチ UV ワンピース」(1,500円)や、取り外し可能なポケットがついた「高撥水ラップスカート」(1,900円/いずれも税込)などのアイテムをラインナップする。春夏商品は今月から順次発売しており、今シーズンのウィメンズアイテムにおける目標売上高は前年同期比300%を目指すという。
 このほか、2020年春夏シーズンのユニセックス商品では女性の購入者の増加を受けて、Sサイズ取り扱いアイテムの展開数を昨年の37品目から79品目に増やした。
 今後の計画として同社は、ワークマンプラス店舗の女性専用売場の規模を拡大していく。女性専用売場は現在、ショッピングモール内の店舗を中心に設置しているが、地域の需要などを考慮しながら路面店への導入を進めていく方針だという。
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