日本航空(JAL)が4月から、女性客室乗務員の靴の着用基準を変更する。同社の広報担当者が3月23日、キャリコネニュースの取材に答えた。
同社ではこれまで、客室乗務員の靴について「黒のパンプス」「ヒールの高さは3~4センチ」などと規定。ところが、来月からは、黒色であればローファーやドライビングシューズなども着用可能になるという。
新制服には初となる「パンツスタイル」導入
女性社員がハイヒールやパンプスの着用を義務付けられていることに対しては、昨年からツイッター上などで「靴」と「苦痛」を掛け合わせた「#KuToo」運動として広まり、抗議する人が相次いでいた。
同社は、今回の規定変更について「社内で検討を重ねた結果決まりました」とした上で
「多様性や乗務員の健康、作業性に配慮しました」
と規定変更の理由を語った。同社は2年ほど前に2020年4月に制服デザインを一新することを発表。新デザインでは、ワンピースに加えて、初となるパンツスタイルの制服が導入されるなどとして注目を集めていた。