トップへ

はじめしゃちょーが提示した“いまYouTuberだからできること” ボランティア動画で伝えたメッセージ

2020年03月23日 15:31  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 人気YouTuberのはじめしゃちょーが3月17日、「今できることって何だろう?」と題して、学童におにぎりを配達する動画を投稿した。


(参考:はじめしゃちょー、地元富山のシャッター街を盛り上げる 「俺たちやみなさんがやるしかないんです」


 今月2日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全国すべての小中学校や高校などが一斉休校となった。それを受けて同日、大手コンビニチェーン・ローソンは、全国の希望する学童保育施設に向けて、おにぎりの無償提供を開始。これは、学校が休みになったことで、給食に代わって昼食などを用意しなければならなくなった保護者をサポートする取り組みだ。支援を必要とする学童保育施設は多く、当初3万個を予定していたおにぎりは、3月19日時点で58万個を超えている。


 今回公開された動画は、このローソンの取り組みをはじめしゃちょーがお手伝いするというもの。ローソンの店舗にて「子供たちは多分、昆布とシーチキンマヨなんじゃないかな?」と言って、子どもが好みそうなおにぎりを袋に詰めていくはじめちゃちょー。大量のおにぎりを軽自動車に積み込んで、「こんな状況なので、僕でも何かできることはないかなと思って」「家にいてもつらいですよね」と言いながら、子どもたちのもとへと向かう。


 「おにぎりもってきたよ~!」とはじめしゃちょーが学童保育施設に入ると、子供たちは笑顔に。おにぎりを食べ終えると、子どもたちと共に外へ。晴れ渡る青空の下、かけっこをしたり、ドッヂボールをしたりとレクリエーションに全力で興じていた。


 支援活動を終えたはじめしゃちょーは「コロナウイルスの影響で、今、普通にできていたことができない状況が、日本だけじゃなくて世界的に起きていると思います」とコメント。続けて、「正直言うと、今、何して良いかわからないですね。イベントとかも全部ダメだし。できることが今あまりなくて」と本音を吐露しつつ、「僕は動画を撮るのが仕事で、撮らせていただいているのですが、何か他にできないかなと思った時に、託児所に預けられている子どもたちにおにぎりを配ることができると知り、手伝わせていただきました」と説明した。


 そして、「特にこの動画で皆さんに何かしてくれとか良いことしようとか言いたいわけじゃない」とはじめしゃちょー。「本当に今、日本に活気がない。活気がないのは当たり前なんけど、その中でもちょっとずつみんなでできることを探して、いち早くこういう状況が終われば良いと思っております。みんなで頑張りましょう。僕も引き続き動画を頑張らせていただきます」と締めくくった。


 はじめしゃちょーには、今回の動画で“知名度と影響力を持つトップYouTuberだからできること”を誇示したつもりはまったくないだろう。ローソンとのコラボを重ねている“自分だから”できることを実践しただけ、という謙虚な意識は、「できることがあまりない」という正直な言葉にも表れている。


 しかし、このようにフットワーク軽く、“限られた状況の中で自分のできることは何なのかを考えて、たとえ小さなことでも取り組んでいこう”というメッセージを動画に込めて、タイムリーに多くの視聴者に届けることは、誰にでもできることではない。それも、身近な存在として説得力を伴って、となればなおさらだ。


 日本一のチャンネル登録者数を誇るYouTuber・はじめしゃちょーが送ったメッセージは、あるいはテレビの大型チャリティー番組と比較しても、特に若年層に対して小さくない効果を持っているに違いない。


(こじへい)