ウェディングニュースは3月23日、新型コロナウィルスの影響による結婚式の延期状況の調査結果を発表した。調査は今年3月に実施し、2020年3~12月に結婚式実施予定の新婦とその両親378人から回答を得た。
結婚式を実施予定だった人に予定を聞くと「延期した」が30.0%、「まだ迷っている」が32.6%となった。一方、「実施する」は37.4%となった。また3月の挙式予定者に限定すると、延期が51%と過半数で、実施するは46%となった。
迷っている人からも「延期を決めるタイミングで金額が変わってくるキャンセル料」
全体で実施しないと回答した人からは、「遠方からくるゲストや高齢者、子連れのゲストが多かったため」「ゲストの健康を第一に考えた」といった声が寄せられた。
一方、実施すると回答した46%からは、決め手として「膨大なキャンセル料がかかるため」「両親や友人が後押しをしてくれた」といった理由が寄せられた。同社はキャンセル料について、
「結婚式の日程に近づくにつれてキャンセル料は高くなり、1か月前となると申込金やすでに準備が終わっている招待状などのアイテム料金は100%でかかってくる式場が多いことが背景にありそうです」
とコメントしている。ただ通常の自然災害では、結婚式場契約のキャンセル料は100%新郎新婦の負担になることが多いが、新型コロナに関しては無料で延期を受け付けている会場が多いという。
まだ迷っている人からは「延期を決めるタイミングで金額が変わってくるキャンセル料」「もし延期したとしてもいつ実施できるかわからない」「実施して感染者が出てしまったときの対応」といった声が寄せられた。