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Snow Manの磨き上げられた“バラエティスキル” 初冠番組を記念してメンバー9人を改めて紹介

2020年03月21日 19:11  リアルサウンド

リアルサウンド

Snow Man

 Snow Man初の地上波冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)の初回オンエアが、3月25日に迫っている。ジャニーズJr.としての長い活動を経て、2020年1月22日に念願のCDデビューを果たしたSnow Man。デビューシングル『D.D.』では9人という人数を活かしたダイナミックなダンス、次々に披露される華麗なアクロバット、安定した歌唱力と、デビューに向けてしっかりと“仕上げてきたパフォーマンス”を見せつけ、大きな話題を呼んだ。そんな彼らのもうひとつの魅力とも言える「磨き上げられたバラエティスキル」が、世間に見つかってしまいそうだ。


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 Snow Manのバラエティスキルを支えているのは、9人9様の個性だ。長年苦楽を共にしてきた6人に、2019年1月に3人の新メンバーが加わる形で、9人体制になった。そのため、彼らの年齢もキャリアもバラバラ。そのバラバラであることが前提となっているからこそ、互いの個性を尊重し、多様さを認める空気が生まれた。


 とはいえ、この番組をきっかけにSnow Manを知った人にとっては、9人を見分け、さらに個性を覚えるのは、少々ハードルが高く感じるかもしれない。そこで、注目してほしいのが、彼らの公式YouTubeチャンネルに公開されている『紹介RAP ~We are Snow Man~』の動画だ。「紹介RAP」はリレー形式でメンバー同士を紹介し合うもの。特徴+名前、そしてニックネームのコールアンドレスポンスで盛り上がる。


■渡辺翔太
 最初に紹介されるのは、〈楽屋も肌もキレイ〉な渡辺翔太だ。ぜひとも、顔と名前を覚えて「しょっぴー!」と繰り返し呼んでみよう。ちなみに彼は自他共に認めるサンリオのキャラクター・シナモンロール似で、『ジャニーズJr.チャンネル』の動画では奇跡のコラボを果たしている。また、ちょっぴり天然なところがあり、いつまでも人狼ゲームのルールが覚えられない。そんなふわふわとした言動に愛情を込めて「わたなべしょうたくん(5)」とファンからイジられることも。地上波でも母性をくすぐる言動に注目だ。


■目黒蓮
 続いて〈184cmの背 FINEお披露目 Checkしとけ〉な目黒蓮。FINEとは雑誌『FINEBOYS』のことで、モデルとして活躍していることをアピールするもの。後に登場するラウール、向井康二と共に、2019年に加入した新メンバー組だ。YouTubeの動画を見ると、画面の端っこで、いつもイチャイチャを繰り広げている3人を見つけることができるだろう。その仲睦まじい姿に「付き合ってる?」とメンバーもファンもツッコまずにはいられない。また長身のシュッとしたクール系なのに、クイズでは珍回答を繰り広げるなど、適度な隙があるのも彼の魅力。そんな彼のニックネームは「めめ」。Say「めめ」!


■佐久間大介
 〈切り込み隊長なら1番〉の佐久間大介は、何事も前のめりなSnow Manの盛り上げ役。ガチガチのアニメオタクという強烈なキャラクターを持ち合わせていることから、「なんだと? う、嘘だろ……」とアニメに出てくるような、オタク感あふれるリアクションも佐久間の特徴だ。またV6の三宅健をはじめ、好きな先輩に対してグイグイな面も度々披露していることから、体当たり企画を予感させる新番組では、彼の魅力が爆発するに違いない。テレビ画面の前で「さっくん!」とエールを送ろうではないか。


■宮舘涼太
 〈Party Time! かざす刀〉の歌詞にのせて、ロイヤルな雰囲気を醸し出しながら、さっそうと現れるのは〈いかがでしょうか?〉宮舘涼太。自称“宮舘王国の国王”である彼の愛称は「舘様」だ。白馬に乗るから自動車の運転免許はいらない、といった一貫してブレない高貴なキャラで、何かと周囲の情報に翻弄されがちな現代人に癒やしすら与える。一方で、宮舘と渡辺がリアルな幼馴染という、ドラマのような設定にも萌えるファン続出。幼稚園のころのクラスの名前をとって「ゆり組」と呼んで、二人の関係性を楽しむのもまた一興だ。


■向井康二
 〈甘えん坊 like 子犬 笑いもとります〉の向井康二は、関西ジャニーズJr.出身のムードメーカー。タイ人の母を持ち、コテコテの関西人なのに、おふくろの味が日本離れしているところも、笑い的にはいいスパイスに。長年、関西で中心になって頑張ってきたころにくらべると、Snow Manに入った後は年上のメンバーたちに可愛がられる姿が多く見られるようになった。Snow Manが元来持ち合わせていた器の大きさ、そして彼の献身的でピュアな性格がより引き立つ形に。この愛情深い味わいが心いっぱいに広がる理由は塩こうじ? いや、「こーじ」のおかげだ、ゴイゴイスー!


■阿部亮平
 〈インテリイメージ随一 オファー待ち 気象予報士〉阿部亮平は、その歌詞通りジャニーズトップレベルの頭脳派。気を落ち着かせるために円周率を唱えたり、天気予報ラップを即興で歌ったりと、秀才ギャグが実に新鮮。もちろん正統派インテリキャラとして、クイズ番組で高成績を残す活躍も見せている。真面目で面白い最強の優等生キャラ。そんな彼が先生役となり、メンバーの良さを引き出しながら、わかりやすく解説をしてくれていたジャニーズJr.チャンネルの動画『あべちゃん先生』企画も大人気だった。個人的には「いつか地上波でも見られる確率100%」と予報したいところ。


■ラウール
 〈最年少ここに登場〉の歌に合わせてカメラに近づくのは、Snow Manに入って以降、誰もが驚くアカ抜けっぷりを披露してくれたラウール。Snow Manは長い下積みがあったからこそ、様々な面で洗練されているグループ。だが、一方で「より成長していく姿を見たい」というのがアイドルを応援する醍醐味でもある。その意味で、ラウールの加入はSnow Manにドラマをもたらす存在だ。遠慮がちな末っ子が心を開いていく様は見ていて微笑ましい限りだったし、少年から大人の男性へと変化していく姿には二度と戻らない輝きがある。そんな未知なるポテンシャルを秘めたラウールの成長こそが、勢いを止めないSnow Manを象徴するに違いない。


■深澤辰哉
 その末っ子ラウールから〈モノマネ成功 トークを回そう〉と紹介されるのは、最年長の深澤辰哉。「ふっか」の愛称で親しまれている彼は、かつて滝沢秀明から「お前はそっちじゃないから、とりあえず三枚目にいけ」とアドバイスを受けたというのは、有名な話である。辛辣な助言だったはずだが、すぐに受け入れて吸収してきた深澤。その素直な最年長のおかげで、Snow Manには寛容な空気が流れているのかもしれない。「絶対に後悔させない」。新メンバー加入の際、ファンを安心させたのも、深澤のそんなまっすぐな言葉だった。ちなみに、そんな深澤の特技はクレーンゲーム。状況を見て繊細にレバーをさばく姿は、どんな立ち回りをすればいいかを見て動いてきた、深澤の流儀そのものかもしれない。


■岩本照
 そして、ラストを飾るのは〈言わずと知れたウチのエース〉こと岩本照。体脂肪率1ケタ台の強靭な肉体。鋭い眼光。堂々としたクールな佇まい。そんな“男のなかの男”というイメージだが、実は女子高生のようなキュートさも持ち合わせている。甘い物が好きで、チョコやタピオカを愛し、流行に敏感で、新しいものを取り入れたときはメンバーに猛アピール。さらにお化け屋敷ではビビリな姿を披露し、そしてクシャクシャな笑顔を見せる。そんなギャップが「ひーくん」という可愛らしいニックネームにもあらわれている。そして、その雄々しさと愛らしさの両立は、Snow Man全体にも言えそうだ。


 「9人の個性が一つにまとまった究極のグループ」と、Snow Manが地上波冠番組を持つに至った理由が語られている動画『【初の???】サプライズ重大発表!』もYouTubeに公開されている。そして、この朗報を知ったときのリアルな反応から、すでに彼らの個性が爆発しているのでご覧いただきたい(個人的には「歌唱力抜群の塩顔イケメン」がいると言われた瞬間「オレだ!」と叫んだ無邪気な「しょっぴー」に笑ってしまった)。


 国民的アイドルグループには、それぞれ歴史を語る上で欠かすことのできない伝説的番組が存在する。彼らにとってこの番組が、そんなはじまりの場所となることを期待しながら、初回オンエアを待ちたい。(文=佐藤結衣)