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クリスチャンダダ出身デザイナーがウィメンズブランド「フェティコ」始動 フェティッシュな魅力を引き出す

2020年03月21日 17:22  Fashionsnap.com

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「クリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)」(以下、ダダ)でウィメンズのデザインを手掛けた山口瑛美が、自身のブランド「フェティコ(FETICO)」を2020年秋冬シーズンにスタートする。
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 山口は約4年間ダダに在籍。自身が好きなフェティッシュな雰囲気を軸にした服づくりに挑戦したいと考えていたところ、ダダが今年1月で休止したため、新ブランドの立ち上げを決心したという。フェティコでは、ダダでメンズとウィメンズを手掛けたパタンナーと2人体制でブランドを運営する。ブランド名のフェティコは山口自身のニックネームを採用した。
 ブランドの特徴は、コルセットからヒントを得たウエストのディテールとパフスリーブが作るメリハリのあるシルエット。山口は「女性的な身体の美しさを引き出しながら、セクシーになりすぎず、気張らずに着られるセンシュアルな服を意識した」と話す。デビューシーズンは胡蝶蘭のモチーフをあしらったワンピース(6万8,000円)やスカート(4万7,000円)、袖の裏地や付属のスカーフに合皮を使ったコート(12万8,000円)、袖と胸、胴で編み地を変えたセーター(4万円)、総レースのレギンス(1万8,000円/すべて税別)など全16型を製作した。
 ダダでパリコレクションをはじめとするファッションショーを経験した2人は、将来的にインスタレーションやショーにも挑戦したいと話す。国内でブランドの認知を広げつつ海外展開にも視野に入れ、中国などのアジアを皮切りに販路を広げるためリサーチを進めていくという。