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初めての育休復帰 第2回 1時間500円で利用できるものも! 便利な子育て支援サービスまとめ

2020年03月20日 15:32  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
急な仕事や子どもの発熱、自身の体調不良など、復帰後の生活には想定外の出来事がつきもの。周囲にも頼れない状況の時には、ベビーシッターや家事代行などのサービスが手助けとなるでしょう。そこで、自治体が行っているものから民間のものまで、便利な子育て支援サービスをご紹介します。

○AsMama「子育てシェア」

「知らない人に子どもを預けるのは不安」という声に応えた、友達、知人同士で子育てを頼り合う仕組みによって運営されているWebサービスです。

送迎や託児などの利用料が1時間500~700円と設定されているため、気兼ねなく利用できます。また、万が一の事故のための保険も自動適用されます。

引っ越したばかりで知り合いがいないという人でも、ママサポ(全国にいるコミュニティリーダー)がサポートをしてくれるので安心です。
○ファミリー・サポート・センター

子どもの預かりなど援助を受けたい人と、援助を行うことを希望する人が会員となり、相互に助け合う活動をする会員組織です。連絡・調整などの運営は市区町村が行ってくれます。

センターに会員登録をすると、アドバイザーが仲介してくれ、提供者(援助を行う人)との事前打ち合わせを実施。双方の承諾が得られればサービス開始となります。

料金は各市区町村、時間帯、内容によって異なりますが、目安として1時間600円~1,000円ほどで利用できる場合が多いようです。

一般的にベビーシッターを雇うよりも安く利用できますし、事前打ち合わせや、万が一の事故に備えての保険があるのも安心できるポイント。ただ子どもを預ける場合、預け先は提供者の自宅となっているため、迎えが必要になるなど、自由度は幾分低いかもしれません。

また事前に登録や面談が必要なので、利用したい場合には、育休中や慣らし保育中に準備を進めておけるといいですね。
○病児保育のフローレンス

子どもは突然病気になります。保育園には預けられない、しかし仕事も休めない、そんな時の助けとなるのが、病児保育です。

このサービスでは、病児保育スタッフが自宅に訪れ、事務局にいる看護師や経験豊かなスタッフと連携しながら、お子さんを看病してくれます。医療機関への受診代行もお願いできるので、すぐに子どもの状態が確認でき、薬を処方してもらえる点はうれしいですね。

こういった民間のサービスに限らず、自治体独自で病児保育事業を実施しているところもあります。安価で利用できるケースが多いので、復帰前に概要や手続きなどを確認しておけるといいですね。
○家事代行/家政婦マッチングサイト「タスカジ」

共働きの場合、育児だけではなく、家事の分担も大きな問題です。手が空いている方がやると決めても、一方に偏ったり、育児に手一杯でなかなか家事に手が回らなかったりという人も多いでしょう。

そんな時は思い切って、家事代行サービスを利用してみてはいかがでしょうか。タスカジは1時間1,500円から利用でき、家事代行サービスの中でも最安値と言っていい料金設定となっています。

掃除や洗濯、料理などの依頼ができ、プロフィールを見て、気に入ったハウスキーパーを自分で選ぶことができます。注意点としては、会社が提供しているのは、あくまでも依頼者とハウスキーパーとのマッチングサービスであるため、契約は個人間直接契約となっていること。トラブルが起きた時には、自分で解決しなければなりません。仲介が入らないため、低価格で利用ができるというわけです。
○頼る人は家族でなくてもいい

子育てと仕事の両立を考えた時、頼れる人が近くにいるのはとても心強いものです。

祖父母と同居、あるいは近くに住んでいれば頼りにできますが、核家族化が進んで、誰も頼る人がいないというケースはとても多くなっています。

そんな時、『対価を払ってサービスを提供してもらえば解決できる道がある』と知っておくだけでも、安心感を得ることができます。そして躊躇せずに利用できれば、きっと両立の助けとなるはずです。

ここでご紹介した子育て支援サービスはほんの一部です。お住まいの自治体にも、独自の支援サービスがあるかもしれません。1人で頑張らずに積極的に利用してみてくださいね。

※画像と本文は関係ありません

○著者プロフィール: 石倉 博子

女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」認定ライター/ファイナンシャルプランナー(1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP認定者)。"お金について無知であることはリスクとなる"という私自身の経験と信念から、子育て期間中にFP資格を取得。実生活における"お金の教養"の重要性を感じ、生活者目線で、分かりやすく伝えることを目的として記事を執筆中。(FPwoman)