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2020年注目の男女混声5人組バンド ゴホウビ キャッチーなバンドの魅力を音楽関係者がレコメンド

2020年03月19日 18:01  リアルサウンド

リアルサウンド

2nd EP『脱ぎ散らかした服の下』

 「自信がなくて何が悪い 男女混声豆腐メンタル五人組」--そんな合い言葉を胸に、今ライブハウスをじわじわと賑わせているバンド、ゴホウビ。元Goodbye holidayのcody(Vo/Gt)、シンガーソングライターとしても活動するスージー(Vo&Key)を中心に、もりし(Gt/ex.Goodbye holiday)、405(Ba/ex.anderlust)、むんちゃ(Dr/ex.joy)によって結成された男女混声5人組バンドである。


 2018年11月に現体制での活動を開始すると、すぐさま3カ月に渡って5曲連続で配信リリース。バラードナンバー「好きなんだろ」収録の1stミニアルバム『WE ARE ゴホウビ』を2019年2月に完成させると、同月には結成後初のワンマンライブ『GOHOBI NIGHT ~僕らの出会いにカーンパイ!~』をTSUTAYA O-Crestにて成功させた。それから8月にはAbemaTVのピグパーティ4周年記念オリジナルCMに「ラブ≠∞」が起用されたり、11月には2nd EP『脱ぎ散らかした服の下』がリリースされるなどした後、代官山LOOPでのセカンドワンマン『ゴホウビONE MAN LIVE “GOHOBI NIGHT vol.2” ~ 今夜はお家に帰さナイッ!~』も見事に成功。コロナウィルスの影響を受けて来月4月17日に渋谷WWWにて予定されていたワンマンライブはやむなく延期。こんな時だからこそというメンバーの意思により同日同場所より生配信ライブを無料で行う予定。2020年も彼らの勢いが止まることはなさそうだ。


 そんなゴホウビの最大の魅力は、何よりもキャッチーであること。各メンバーが得意な分野を持ち寄り、シティポップ、ファンク、ロック、エレクトロ、サイケといった多彩なジャンルを横断しながらも、J-POPとして幅広い人たちが楽しめる楽曲に仕上がっている。それはテクニックやスキルはもちろんのこと、メンバー同士で楽しく音を鳴らしているのが伝わってくる親しみやすさがあるということだ。


 日頃より彼らの活動をサポートする全国各地の音楽関係者たちは、ゴホウビというバンドのどんなところに惹かれているのだろうか。北海道のラジオ局・エフエムなよろでパーソナリティを務める髙嶋修平氏は、ゴホウビの第一印象について次のように語る。


「MVから垣間見える雰囲気や、ラジオなどからも伝わるメンバー同士の絆から感じたのは、“音”を“楽”しむ、“音”が“楽”しいーーまさに“音楽”を表現しているアーティストだということ。他人と自分を比較して劣等感に苛まれる方へ、『ゴキゲンなLOVER』を聴くと等身大の自分がいつもより好きになります。背中を押してくれる曲と言うよりも“メンバーが一緒に歩いてくれる”曲です」


 また、上述した「ゴキゲンなLOVER」が体現する楽しさは、歌い手としてのキャリアを持った男女2人の掛け合いボーカルから生み出されているとも言えるだろう。同曲をPOWER PLAYに選出した広島エフエム放送の神原隆秀氏は、彼らの思わず口ずさみたくなる歌のハーモニーに惹かれた一人だ。


「ゴホウビ結成の話を聞いた時に『え!? 本当に!?』という感じでした。元々それぞれの活動を応援していた広島出身のボーカリスト2人だったので。そして2人の声の混ざり方を聴いていると、『このために今までがあったのでは?』と思うくらいの美しさ、キレイさ、幻想があり、思わずじっと聴き入ってしまいました。『ゴキゲンなLOVER』は物語の幕開けを感じ、さらに音楽を心の底から楽しんでいる様子も含めて、これぞゴホウビの代表曲になる!と思ってPOWER PLAYに選出しました」


 さらに、歌詞では、「今日1日上手く行かなかったな」というやるせなさや、「なんであんなこと言ってしまったんだろう」といった後悔の気持ちなど、日常で誰もが抱きがちな素朴かつネガティブな感情が歌われている。そうした気持ちの浮き沈みにスポットライトを当てて、音楽で心の叫びを表現しているのだ。ゴホウビが出演するFMPORT『MUSIC CONVOY Monday』ディレクター・桑原翔氏、ラジオ日本『Harmonic Groove!!』ディレクター・星崎直也氏も、彼らの楽曲の歌詞に魅力を感じているという。


「オススメの楽曲は『ターミナル』です。〈あー無性に叫び出したい〉というワンフレーズがとても好きです。『叫びたい』ではなく『叫び“出し”たい』という言葉のチョイスがリアル。実際にやるせない気持ちになっても、“叫ぶ”ことなんてまずありません。でも、“叫んでみたい”という気持ちだけは浮かんできて……。『叫び出したら、あとは声を出し続けるだけなんだけどなぁ』という“叫ぶ”に至るまでの悩みの感覚がいろんな人にフィットするのではないかと思います」(桑原氏)


「圧倒されないオシャレ感、心地よい距離感。バンドサウンドのカッコ良さと日常を美しすぎずもドラマチックに切り取る歌詞は、どの層が聴いても受け取れると思いました」(星崎氏)


 こうなればあとはライブが見てみたい。TSUTAYA O-Crestでブッキング制作を担当する秋山貴英氏は、ゴホウビのハートフルなライブパフォーマンスについて語る。


「楽曲はもちろん、完成度の高い演奏やCodyとスージーの心にスッと入る歌声、ハートフルな空気とハッピーな空間で頑張る日常へのゴホウビになるライブは必見です! ユルユルなMCもみんならしい魅力の一つです(笑)。日々の疲れを癒してくれたり日常に寄り添えるグッドミュージックだと思うので、このままの5人で、応援してくれる人のゴホウビになり続けて欲しいです!」


 毎日がどこか退屈だと感じている人も、失敗続きで落ち込んでしまっている人も、まずはゴホウビを聴いて、そんな毎日を明るく彩ってみよう。そしてライブに足を運んでみよう。ゴホウビの音楽が、あなたの何気ない1日の癒しになる瞬間は、もう目の前に来ているかもしれない。


・株式会社サイバーエージェント Ameba事業本部 ピグパーティ プロデューサー 前島圭汰


 ポップでメロディックな曲調と男女ツインボーカルの甘めの声が、若者の生活を切り取ったような、一言で言えば「エモい青春」を感じられるバンドだと思いました。


 おすすめの楽曲は「ラブ≠∞」です。当社はアバターコミュニティアプリ「ピグパーティ」を運営しており、若年層の女性を中心にとてもご好評いただいているのですが、今回、現実と仮想空間で立場が入れ替わり、様々な形で個性を発揮する若い男女を描くweb CMを制作しまして、そのCMのイメージに合う楽曲がないか探してみたところ、若者の青春やフレッシュさと颯爽と展開していくシーンにこの楽曲のテンポの良さ、ワクワクする感じが抜群にマッチしており採用することにしました。


 ゴホウビさんの楽曲はジャンルも幅広く歌詞も含め、普段10代や20代に向き合っている私から見てもかなり刺さりそうだなと感じてます。


 ピグパーティのユーザー内でも好評です。若者の音楽シーンを牽引するバンドになると思っています。今後のご活躍も期待しております!


・ゴホウビ出演番組 FMPORT『MUSIC CONVOY Monday』ディレクター・株式会社ソリッド 桑原翔


 番組を一緒に作ることが決まった時に、1st ミニアルバム『WE ARE ゴホウビ』を通しで聴きました。不思議なもので、“音楽を聴いている”というよりも“映画を観ている”という感覚になりました。メンバーのみなさんと初めてお会いした時は、学校のクラスにいる運動部系の派手なチームとも遊べるし、文化部系の地味なチームとも遊べる、部活に入らず放課後にファミレスorコンビニでバイトをしていそうなタイプの人たちという印象を受けました。実際にそうなのかどうかは未だにわかりませんが……。


 オススメの楽曲は「ターミナル」です。この曲はイントロの時点で大好きな1曲であることを確信した1曲です。歌詞は〈あー無性に叫び出したい〉というワンフレーズがとても好きです。「叫びたい」ではなく「叫び“出し”たい」という言葉のチョイスがリアル。実際にやるせない気持ちになっても“叫ぶ”ことなんてまずありません。でも、“叫んでみたい”という気持ちだけは浮かんできて……。「叫び出したら後は声を出し続けるだけなんだけどなぁ」という“叫ぶ”に至るまでの悩みの感覚がいろんな人にフィットするのではないかと思います。


 様々な種類の音楽がサブスクやネット上という同じフィールドに一斉に解き放たれて作り手も苦労しているかと思いますが、リスナーも選ぶことにかなり疲れてしまっているような気がします。


 ゴホウビは日常の片隅にいつでも置いておけるバンドでありながらも、楽曲には“自分がいない日常”も存在していると思います。自分と共通する部分を見つけて安心をしたり、共通しない部分は知らない誰かの日常として観察する楽しさがあります。ある意味、ラジオ番組に届くリスナーのメールに近い存在かもしれません。メンバーそれぞれの個性と日常をフルに活かして、様々な人に様々な日常を届けて欲しいと思います。


・広島エフエム 神原隆秀


 ゴホウビの第一印象は、結成の話を聞いた時に「え!?本当に!?」という感じでした。元々それぞれの活動を応援していた広島出身のボーカリスト2人だったので。そしてさらに驚いたのはその楽曲。「ミッドナイトコンビニドラマ」を聴いた時に、2人の声の混ざり方を聴いていると、「このために今までがあったのでは?」と思うくらいの美しさ、キレイさ、幻想があり、思わずじっと聞き入ってしまいました。「ゴキゲンなLOVER」は物語の幕開けを感じ、さらに音楽を心の底から楽しんでいる様子も含めて、これぞゴホウビの代表曲になる!と思ってPOWER PLAYに選出しました。今後も音楽を届ける喜びが前面に出ているようなゴホウビであってほしいです!


・エフエムなよろ パーソナリティ髙嶋修平


 MVから垣間見る雰囲気やラジオなどからも伝わるメンバー同士の絆。“音”を“楽”しむ。“音”が“楽”しい。まさに“音楽”を表現しているアーティストだと感じた。


 おすすめの楽曲は「ゴキゲンなLOVER」。他人と自分を比較して劣等感に苛まれる方へ。この曲を聴くと、等身大の自分がいつもより好きになります。「背中を押してくれる曲」と言うよりも「メンバーが一緒に歩いてくれる」曲です。


 CMやドラマで聴いたことのある音楽が注目され、CDが売れる時代からSNSでアーティストを知り聴き始めるなど、バンドのみならず音楽を聴く人からネットを見る人へターゲットが変わっているように感じます。音楽を知るきっかけが多種多様になっている中、ゴホウビを初めて知ったのはTwitterでした。スージーさんの「勝手にCM作ってみた」など、MV以外にも「歌+α」などSNSにより密接なアーティストに成長することを期待しています。


・ラジオ日本「Harmonic Groove!!」ディレクター星崎直也


 圧倒されないオシャレ感、心地よい距離感。バンドサウンドのカッコ良さと日常を美しすぎずもドラマチックに切り取る歌詞は、どの層が聴いても受け取れると思いました。


 おすすめの楽曲は、「好きなんだろ」。静かな曲だけど、codyとスージーのメインボーカルとコーラスを行ったり来たりする複雑なボーカルワークは何度も聞きたくなる1曲。歌詞も人への純粋な愛情を歌っていて、切なくグッときます。


 バンドシーンというかメジャーシーンにおけるバンドの新陳代謝がとても早く感じる。とはいえ、決してネガティブな面だけではないと思います。そうやって壁にぶつかって出来たのがこのゴホウビというバンドなのですから。


 「売れ線」や「自分たちらしさ」みたいなことにとらわれすぎず、その時その時で、メンバーの皆さんが良いと思ったものを世の中に出し続けて欲しいです。すべてはケセラセラ!


・AIR-G’エフエム北海道 ディレクター春木野花


 楽しいPOPなバンドで、アートワークがかわいらしく目を惹きました。男女ツインボーカルのハーモニーが美しくて、言葉遊びが面白く、楽曲からバンドの楽しそうな雰囲気が伝わってきました。


  私のおすすめの楽曲は「ゴキゲンなLOVER」。タイトルの言葉遊びとイントロからワクワクさせてくれるような楽曲です。


 自ら発信できる時代になって、新たなアーティストを見つけやすくなっていると思います。その分、生き延びていくことが難しいのかなと感じています。


 その中でゴホウビは、ゴホウビらしく、唯一無二の存在になっていくと思います。全国でライブができるようなバンドになってほしいです。いろんな人に見つかってもっと素敵なバンドになってほしいです。北海道でもお待ちしています!


・shibuya gee-ge. ブッキングマネージャー ハグてっぺい


 とにかくオシャレで、キラキラで、エモくて、楽しいのに優しく寄り添ってもくれるバンド、それがゴホウビ。音楽好きはもちろん、若い子にもガンガン刺さ……そっかーーーーー!! 音楽のこと何もわからない“SSWおじさん”(若手女性シンガーソングライターおたくのおじさん)の俺が調子に乗ってバンド語ってたーーーーー!! すいません、出直します。男女ボーカルの“女”のほうのスージーは10年近く大好きで、今まで観てきた女性SSW全ての中でベスト5に入ります(←ランキングにするやつモテないよね)。初期の王道ポップ時代、ちょっとこじらせ入った時代、とにかく曲が良い。大好き。そんなスージーが今やってるゴホウビ。良いに決まってます。いや良いんです。大好きです。現時点でもっと売れてていいですが、あとは世間に届く更なる“クソ良い曲”ができちゃえば紅白バンド間違い無しっす。


・TSUTAYA O-Crestブッキング制作担当・秋山貴英


 よくここまで音楽が大好きで人柄が良いメンバーが集まったなという印象で、初めて音楽を聴いた時にドキドキが詰まっていて、幸せな楽曲にワクワクした思い出があります。


 日常にハッピーな彩りを与えてくれる楽曲の多いゴホウビですが、その中でも特に男女ツインボーカルの心地良さを感じれる「好きなんだろ」がおすすめです!


 楽曲はもちろん、完成度の高い演奏やCodyとスージーの心にスッと入る歌声、ハートフルな空気とハッピーな空間で頑張る日常へのゴホウビになるライブは必見です! ユルユルなMCもみんならしい魅力の一つです(笑)


 最近ではピアノが入っているバンドがチャートを賑わし始めているので、今こそゴホウビの頑張りどころかなと思います(笑)。日々の疲れを癒してくれたり日常に寄り添えるグッドミュージックだと思うので、このままの5人で応援してくれる人のゴホウビになり続けて欲しいです!