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東野幸治、てんちむ・まあたそら女性YouTuberの“生き様”に驚愕 独創性が成功の鍵に?

2020年03月19日 17:51  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 3月17日に放送された、お笑いタレントの東野幸治がMCを務めるバラエティ番組『その他の人に会ってみた』(TBS系)で、“その他なジャンル”で稼ぐYouTuberとインスタグラマーが紹介された。


(参考:東野幸治がYouTuberデビュー “ラジオ動画”を選んだ英断と今後への期待


 この番組は、統計やアンケートの「その他」の欄に該当する人を“その他さん”と名付け、王道ではないその生きざまに密着する調査バラエティ。17日の放送回では、女性YouTuberとインスタグラマー、それぞれの“その他さん”が紹介された。


 番組が紹介した株式会社BUZZCASTのデータによると、もっとも多いYouTuberのジャンルは「チャレンジ系」で26%。以降、「キッズ系」(13%)、「Video Blog系」(13%)、「ゲーム実況」(11%)、「企業」(10%)、「料理・グルメ系」(9%)、「音楽系」(7%)、「レビュー系」(5%)と続き、肝心の「その他」は6%となった。


 “その他さんYouTuber”として紹介されたのは、“詐欺メイク”で知られる美容系YouTuberのまあたそ、全国の混浴温泉を巡るYouTuber・しずかちゃんの2名。また、“その他さん”から外れる王道YouTuberとして、登録者数122万人(3月18日現在)のてんちむの自宅訪問VTRも公開された。


 都内一等地のマンション(持ち家)に暮らし、ランチで2万円以上するUber Eatsの食事動画をアップしたてんちむ。自身も新米YouTuberとして日々動画をアップしている東野は、その豪奢な暮らしぶりに「てんちむさんにもテレギャラ払うんでしょ? 鼻で笑うんかな? そのこともYouTubeに載せられるんやろな。『この間、東野の番組出てさ。ギャラこんだけ~』って(笑)」と毒づいた。


 続いて紹介された“その他インスタグラマー”は、“その他さんYouTuber”よりもさらに独創性に富んでいた。


 はじめに紹介されたのは、グラビアアイドル・水沢柚乃。もともとは月の仕事が1~2本程度の売れないグラドルだった水沢だが、ショートムービーで水着姿をちょい見せする「10秒グラビア」を発案して、これをインスタで展開したところバズを起こし、一躍SNS上の有名人に。現在「10秒グラビア」は他のインスタグラマーがこぞって真似しており、発案者の水沢も有名週刊誌の表紙を飾るなど、仕事の依頼が急増するようになったという。


 次に登場したのは、普段はショップ店員のひなこさん。「締め付けられてぎゅっとして気持ち良い」との理由から、ゴム素材でできた全身をピッタリと覆う服「ラバースーツ」を着用するラバースーツ専門インスタグラマーとして活躍している。インスタでは、カフェや神社など日常の風景の中にラバースーツで佇む姿を投稿。これが「アート」だとして主に海外ユーザーから人気を集め、フォロワー数は1万2000人に達しているのだとか。


 さらに、Webデザイナーの藤田泰実さんは、街に落ちる落とし物を撮影して投稿する“落とし物インスタグラマー”。VTRでは、「落とし物からここにいた人を妄想して余韻を楽しむ」という趣旨のもと、お菓子の袋、メモ書き、靴など、様々な遺失物を撮影すべく街を徘徊する模様が映し出されていた。


 今は多くの人がYouTuber・インスタグラマーを志向する時代。数年前ならいざ知らず、市場が成熟しつつある現在の状態から始めて成功をつかもうと思ったら、人と同じことをしていても厳しいだろう。これからは今回番組で紹介されたような、自分だけの「その他」を見つけ出し、突き詰められる人がYouTube・インスタグラムの次世代スターになっていくのかもしれない。


(こじへい)