育休コミュニティMIRAISは3月19日、「育休の実態と育休後の働き方」に関する調査結果を発表した。調査は1~2月にネット上で実施し、育休中、および復職後5年以内の女性381人から回答を得た。
「出産前に想像していた産後や育休中の過ごし方と現実のギャップを感じている」(77.4%)と回答した女性は約8割にのぼった。
大多数が「育休からの復帰後も仕事にやりがいを持ちたい」というものの…
具体的なギャップは「睡眠不足」(59.1%)、「出産による身体的負担」(49.9%)、「ホルモンバランスの崩れによる精神的負担」(49.6%)など。他にも「子どもの命を守る不安」(46.7%)、「育児の忙しさ」(40.9%)と続き、身体的・精神的負担や、育児の不安、忙しさが想像以上だったようだ。
育休中に辛いこととしては、最多は「睡眠不足」(54.3%)に。以降に「突然消える一人時間」(52.0%)、「社会からの疎外感」(43%)、「孤独さ」(33.9%)、「ワンオペ育児」(29.9%)が挙げられた。
「復職に不安がある」(81.6%)という人も8割を超えた。具体的には「仕事と育児の両立」(87.1%)、「急な遅刻欠勤早退で職場に迷惑をかけるのではないか」(68.5%)、「時短orフルタイム勤務での働き方」(66.9%)と働き方に不安を感じる声が大きかった。
一方、大多数が「育休からの復帰後も仕事にやりがいを持ちたい」(96.3%)と回答。とはいえ「責任ある仕事が任されない」(48%)、「期待されない」(45.7%)などの理由で、復職後にモチベーションが下がる場合も多いようだ。