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ローラ アシュレイ経営破綻、マスターライセンシーの伊藤忠商事「日本での展開に影響はない」

2020年03月18日 13:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「ローラ アシュレイ」日本版公式サイトより
イギリスのライフスタイルブランド「ローラ アシュレイ(LAURA ASHLEY)」が経営破綻した。今回の報道を受け、日本市場を手掛ける伊藤忠商事は「マスターライセンス契約をしているため日本での展開に影響はない」と見解を示し、「引き続き英国の状況は注視していくが、当社としてもブランドの伝統と理念を守りながら、サブライセンシー各社とともにブランド価値向上と展開拡大に努める」とコメントした。またサブライセンス契約の下、今年8月頃から出店を予定しているワールドグループも「現時点では計画通り」としている。
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 ローラ アシュレイは1953年にイギリスで誕生。上品なフラワープリントが女性から支持を集め、故ダイアナ妃も愛用していたという。近年は経営が振るわず、新型コロナウイルスの感染拡大で客足が落ちたことが影響し運転資金を調達できなかったことから管財人の管理下に置かれることとなった。
 日本市場は1986年から昨年9月までイオンが手掛けていたが、契約満了をもって事業を終了。ブランドの独占輸入販売権およびマスターライセンス権を取得した伊藤忠商事はイオンに代わる形で日本展開を手掛けている。
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 ワールドが昨年11月に発表した内容によると、実店舗の出店は都心部と都心近郊の百貨店を候補地として進めていく予定で、初年度(2021年3月期)に7店舗を出店するほか、同時期に日本公式ECサイトの開設を計画している。5年後(2025年3月期)までに30店舗に拡大する予定で、売上規模は30億円を目指すという。