YouTuberのはじめしゃちょーが3月17日に投稿した動画で、学童保育施設におにぎりを届けたことを明かした。
小中学校の臨時休校やイベントの中止、外出自粛などで学童保育施設での子どもたちの滞在時間が長くなる傾向がある。これを受けてローソンは今月、おにぎりの無償配布を実施。はじめしゃちょーが配達を手伝った。
新型コロナウイルスの影響でイベント中止が相次いでいるが、はじめしゃちょーは現状について「正直言うと、何していいか分かんないです、今」と話す。
「イベントとかも全部だめだし、できることがあんまりなくて。(中略)なにか動画のほかにできないかな、って思った時に、託児所で預かっている子どもたちにおにぎりでも配るとか、そういうことができるんだなと思って手伝わせて頂きました」
「コロナウイルスの影響で何もできない状況が世界中で起きていると思います」
動画は、はじめしゃちょーがローソン店員と同じ青と白のストライプ柄の制服姿で、子どもたちに届けるおにぎりと選ぶ場面から始まる。
「子どもたちは多分、昆布とシーチキンマヨが好きな気がした」
おにぎり20個を選び終えると、子どもたちが待つ施設へ移動。元気よく「おにぎり持ってきたよー」と呼び掛けると、子どもたちの顔には笑顔が浮かんだ。
一緒におにぎりを頬張った後は、近くの校庭に移動してドッジボールや追いかけっこで交流。最後には、子どもたちに手を引かれながらも「もうそろそろ時間なんだよね……」と寂しそうにつぶやいていた。
活動終了後にはじめしゃちょーは「コロナウイルスの影響で本当に今、普通にできることが何もできない状況が日本だけじゃなくて、世界中で起きていると思います」と述べた。
「特にこの動画で皆さんに『何かしてくれ』とか『何か良いことしよう』とか言いたいわけじゃなくて、できることが本当に難しいんですよね。何していいか分かんなくて。今できることの一つとしてやらせて頂きました。これをきっかけに何かできる人が目立つといいなと思っています」
と訴えた上で「活気がないのは当たり前だと思うんですけど、その中でもちょっとずつ、みんなでできることを探して、いち早くこういう状況が治ればいいなと思っています。みんなで頑張りましょう」とメッセージを贈った。
コメント欄には「こういう知名度の使い方、人気の活かし方がすごい」といった声が寄せられた。中には学童保育の支援員をしているという人から「はじめんさんのように小学生に人気のある方が来てくださるだけでとても子どもたちは嬉しい」というコメントもみられた。