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ハイクが無観客ショーで20年秋冬コレクション発表、「adidas by HYKE」新作は90年代のアイテムに着想

2020年03月17日 21:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

無観客ショーの様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
デザイナー吉原秀明と大出由紀子が手掛ける「ハイク(HYKE)」が3月17日、都内で無観客ショーを開催し、2020-21年秋冬コレクションを発表した。参加を予定していた東京ファッションウィーク「Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 A/W」が新型コロナウイルス感染拡大により中止となったことを受け、ライブ配信を通じて新作を披露する形となった。
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 今シーズンは、1950年代のフランス軍のホスピタルコートや、1950年代の英国海軍のフェアノウトスモック、1960年代のスウェーデン陸軍のモーターサイクルジャケット、1980年代の米陸軍のサージカルガウンなどをインスピレーションソースに製作。ブラックやカーキ、グレー、ホワイトなどをベースカラーに、ビッグシルエットのコートやニット、フリンジをあしらったスカート、裏地にキルティングを施したジャケット、ファーアイテムなどが披露された。多くのスタイリングに「ジュリアス・タート・オプティカル(JULIUS TART OPTICAL)」とコラボレーションしたバイカラーのアイウェア、「ビューティフルシューズ(BEAUTIFUL SHOES)」とのコラボブーツやミュールが取り入れられた。また、ショーの中盤には鮮やかなイエローのワンピースや、チェック柄のシャツ、透け感のある素材を用いたシャツなど軽やかな印象に仕上げたアイテムも登場した。

 2020年春夏と秋冬の2シーズンにわたり展開する「アディダス(adidas)」とのコラボレーションライン「adidas by HYKE」では、1990年代の「adidas ADVENTURE SERIES」をベースとしたアイテムを製作。フロントに大きくアディダスのロゴを配したトップスをはじめ、プリーツスカート、ボレロ、シューズなどが発表された。
 このほか、今シーズンも「チャコリ(CHACOLI)」とのコラボアイテムを継続して展開。ミリタリーバッグからインスピレーションを得たレザーバッグをはじめ、ショルダーバッグの新作としてウールフェルトやエコファーを用いたタイプが登場した。
 なお、東京ファッションウィークの中止を受け、「ジョウタロウ サイトウ(JOTARO SAITO)」が無観客ショーを開催するほか、「マラミュート(malamute)」がプレゼンテーションの模様をインスタグラム上で24時間限定配信するなど、ハイク以外にも複数のブランドが従来のショーとは異なる方法でコレクションを発表する予定だ。
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