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ハワイ在住のフリーアナ、買いだめで品薄状態の店内に「恐怖を感じる」

2020年03月17日 10:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ハワイの「ドン・キホーテ」も品薄状態に(画像は『瀬川慶 2020年3月15日付オフィシャルブログ「ありがとう、Uncle!」』のスクリーンショット)
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて13日、トランプ米大統領は国家非常事態を宣言した。この前後からアメリカでは万一の場合に備えた買いだめが起きており、消毒液や日用品、食料品などが品薄状態になっているという。トランプ大統領は15日の記者会見で「そんなに多くのものを購入する必要はない。落ち着いてほしい」と述べ、国民に冷静になるよう呼びかけた。

17日10時現在で、アメリカの新型コロナウイルス感染者は4000人以上、死者は80人超となった。特に感染者の多い地域は西海岸のカリフォルニア州やワシントン州と伝えられているが、ハワイ州では現地時間15日の時点で7人の感染が確認され、ホテルやレストラン、公共施設での衛生活動を強化し、住民や渡航者間での感染拡大防止に努めているという。

フリーアナウンサーでハワイ在住の瀬川慶は、3月に入りハワイの状況が大きく変わってきたことをブログで報告している。まず毎年3月に開催される環太平洋の国々の文化と伝統が集結する一大交流イベント「ホノルルフェスティバル」が、開催3日前に中止が発表された。また3月のイベントだけでなく、4月に予定されていたフラの祭典「メリー・モナーク・フェスティバル」、日本人も多く参加する「ホノルルハーフマラソン・ハパルア」の中止や延期も決定している。

そして大手スーパーやドラッグストアから日用品や衛生用品が消え、ハワイ在住の日本人の味方という「ドン・キホーテ」はお米、インスタント麺類もほぼ完売状態とのこと。瀬川は仕方がないので小さめの玄米を購入したが、周囲の人々は乾麺や缶詰などの確保に走り回っていることから「ものが無い事にも買いだめする事にも、恐怖を感じる」と明かした。

また16日のブログによると、ハワイ最大のショッピングモール「アラモアナセンター」の営業時間が平日は12時~19時、日曜は18時までになったそうである。しかし店によっては“異なる営業時間とポリシーが発生する”場合があるので、現地で利用する際には事前に確認が必要とのことだ。

3月は春休みや卒業旅行シーズンだが、日本からハワイへの渡航者が大幅に減少しているという。瀬川のブログにも「航空会社減便に伴いキャンセルになりました。ちびっ子たちは大泣き」とのコメントが見受けられた。

画像は『瀬川慶 2020年3月15日付オフィシャルブログ「ありがとう、Uncle!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)