上司から説明を受ける際は長すぎず短すぎず、言葉も選んで話していただきたいものだ。とはいえ、話の本筋からして間違っている上司もいる。キャリコネニュース読者からは、
「社長に私用を頼まれ断ったら『それも含めて会社が雇っている』と真顔で言われた」(20代女性、販売・サービス職)
といった声が寄せられた。まるで使用人を採用した気にでもなっているのだろうか、まったくもって理解できない話だ。今回は、そうした"話が通じない上司"のエピソードを紹介する。(文:鹿賀大資)
些細なミスでも呼び出して執拗に攻撃
50代女性は「リーダーとしてどうなのか……」という上司について綴る。何事も自分が正しく、意に反した意見・提案をしようものなら全否定してくる上司だ。
女性の提案が他のルートで受け入れられると、あえて女性を省いて話を進め、打ち合わせの設定をする。それでいて何かトラブルがあると、明らかに態度が変わり大人げない態度を取ってくるという。さらに、
「些細なことでもミスを見つけると、すぐに呼び出されて個人攻撃を受けました。呼び出されてまで指摘されるような内容ではないのに。しかもその上の上司は了承していました。とにかく自分が納得していないと、指摘する傾向がありました」
それでも女性は周りの理解があったことで、耐えてこられたという。そして先日、組織変更があり、上司は他部署へ異動した。女性は「上司・部下の関係が解消されました」と胸を撫でおろしている。
理解できないと「そんなこと聞いていない」「あなたの説明の仕方が悪い」
管理・事務職の30代女性は、「自分が理解できないことに対して極端に防衛本能が働く」という上司に頭を悩ませる。女性が報連相したことを理解できないと、態度がキツくなるという。
「メールなら返信の文面が冷たかったり、口頭なら『そんなこと聞いていない』『あなたの説明の仕方が悪い』とその場で説教が始まる」
管理・事務職の30代男性は、上司とのある日常の場面を明かす。その日は、男性のデスク上に書類が置かれていた。書き置きや指示はなく、誰が置いたのかわからなかったが、結局は上司だったという。
「置いた張本人が私に話しかけてくる前に、自分の上司を探して指示を仰いでいました。私が書類を整理・処理していなければ 『いつになれば報・連・相ができるんだ?君は何歳だ?この仕事を続けるのは無理だ』などと罵られます」
男性は「せめて一言ほしいです」と不満を漏らしている。
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