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バンクーバーファッションウィークが中止、新型コロナの感染拡大で

2020年03月16日 15:32  Fashionsnap.com

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新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、2020年秋冬シーズンにおけるバンクーバーファッションウィークとバンクーバーキッズファッションウィークの開催中止が決定した。

 バンクーバーファッションウィークは北米でニューヨークファッションウィークに次ぐ2番目の規模で、今シーズンは3月31日から4月5日まで開催を予定していた。3月11日に世界保健機関(WHO)から新型コロナウイルスの「パンデミック」宣言が出され、カナダのバンクーバー沿岸衛生保健局がカナダ国外への旅行の自粛を要請したほか250人以上の集会を禁止すると発表したことを受け、今シーズンの開催は中止に至った。今後はバンクーバー沿岸衛生保健局の推奨事項とガイドラインに従い、今秋に開催される2021年春夏のショーに向けてイベントの改良および安全な運営体制の改善など必要な予防措置を講じるという。
 新型コロナウイルスは世界各国のファッションウィークに影響を及ぼしており、ミラノファッションウィークでは「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が無観客のショーに変更したほか、最終日に開催予定だった「アツシ ナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)」と「アレクサンドラ・ムーラ(Alexandra Moura)」はイタリア政府の意向でショー前日に中止を余儀なくされた。パリファッションウィークでは中国発の複数のブランドが参加を見送り、ウィークの中盤には「アニエスベー(agnès b.)」と「アー・ペー・セー(A.P.C.)」がショーをキャンセルした。上海ファッションウィークは延期を発表しているが、延期後の日程は未定。そのほかソウルファッションウィークと東京ファッションウィークは中止が決定している。
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