2019年12月に死去したフランスの女優 アンナ・カリーナ(Anna Karina)のドキュメンタリー映画「アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい」が、6月13日から新宿 K's cinemaなど全国の映画館で順次公開される。
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カリーナは、1940年にデンマーク・コペンハーゲンで誕生。育ての親である祖母の死去を機に17歳でフランスに移住し、パリでココ・シャネル(Coco Chanel)と出会う。一躍花形モデルとして人気を馳せると、フランスの映画監督のジャン=リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard)に見初められ、有名作「女は女である」「女と男のいる舗道」「気狂いピエロ」に出演した。女優の傍ら、映画監督としてニューヨークで映画を撮影。歌手活動も行い、フランスやヨーロッパのみならず日本でもツアーを行った。
ドキュメンタリー映画は、カリーナのパートナーでアメリカ人監督のデニス・ベリー(Dennis Berry)がカリーナへのラブレターの意味を込めて2017年に制作。カリーナの生誕80周年を記念するとともに、追悼の意を込めて日本での公開を決定した。作品内では、カリーナが出演した映画やテレビの映像とともにカリーナの人生が描かれる。