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『ドラ恋~Bang Ban Love~』第8話ーー恋愛模様が複雑化&たすくが嫉妬心を剥き出しに!?

2020年03月15日 22:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『恋愛ドラマな恋がしたい~Bang Ban Love~』(c)AbemaTV

 AbemaTVオリジナル番組『恋愛ドラマな恋がしたい~Bang Ban Love~』第8話は、冬合宿も終わり、通常稽古モードから始まった。


(関連:『恋愛ドラマな恋がしたい~Bang Ban Love~』メンバー6名の写真&プロフィール


 第5話の台本では、互いに気持ちを確かめ合った大樹と恵子がついに一つに結ばれるという。山場には番組史上初の試みとなるベッドシーンが待ち受けている。


 今回も男女混合のくじ引きで指名順を決めていく。ただし、これまでペアを組んだことがない相手を指名しなければならないというルール付きだ。


 1番手ひらりー(平田梨奈)は、初対面から想いを寄せているたすく(井上佑)を選ぶかと思いきや、タクヤ(根岸拓哉)を指名。この意外な人選について、ひらりーは、自分の中でたすくのことはもう終わり、みこと(日比美思)ちゃんとのことを応援したいと説明した。続いて2番を引いたのはみこと。ペアに選んだのは、ほくと(南北斗)だった。みことがたすく以外の男性と組むのは、今回が初めてのこととなる。そして3番手のチワ(千綿勇平)がはづき(木村葉月)を指名したことで、自動的にたすくとわかな(若菜)がペアとなった。


 みことは「たすくくんのことが好きってわかったので、たすくくんとペアになって色々想ってることを話したかった。でも、今の気持ちを大切にしながら(別のペアで)主演をとりたい」といつになく決意を込めて語る姿が印象的だ。一方のたすくは「一番で指名できてたら、はづきちゃんを選んでた。役としてか人として好きか最初はわかんなかったんですけど、やっぱり一緒に演技して、かなり自分の中で変わったっすね。はづきちゃんに心動かされたから、そこに惚れました」と自分の心境の変化に戸惑いながらも、「今はみことちゃんのことは好きじゃなくて、はづきちゃんが好きです」と断言した。彼の中ですでに迷いは吹っ切れているようだ。


 そして、ほくとがここでも良い緩和剤の役割を果たす。「みことちゃんは1回の主演で終わる人じゃない。もっと演じてるのを見たいもん。まじですごいと思うし尊敬している」とさらりと相手への賞賛を口にする。「ペアになれて良かった」と続け、誰のことも傷つけずに自然と相手の心を癒す。


 男性陣の大きな違いは、まさにここにある。自分の気持ちにバカ正直なたすく、素直なほくとに対して、なんだか体裁を気にしてしまいがちなチワ。タクヤはポーカーフェイスだが、ここぞと言う時にはきちんと本心を伝える。どこまでも本音を見せずに予防線を張ってしまうのがチワの弱点だろう(そのため恋愛において何も始まらず、失敗もないが成長もない……)。


 そんなチワは、またしてもはづきからのナイスアシスト「なんで最後選んでくれたの?」という格好の質問にも、「自分が大樹をやるんだったら恵子役ははづきちゃんがいい」とお芝居に託けて返してしまう。「ペア決めで自分のエゴを優先しちゃったから、今回だけは付き合ってほしい」とはづきに申し訳なさそうに頭を下げるチワ。そんな言動がまた、はづきに「何でそんなに下手に出るの?」と気を遣わせてしまっていた。


 やはり、恋愛でも仕事でもそうだが、“ここぞ”というタイミングを抑えられない人には、なかなかチャンスの女神は微笑んではくれない。そして、チワはインタビューで「またこれで俺と組んではづきちゃんが落ちたら、たまったもんじゃないって思ったんですけど。(自分に)プレッシャーをどんどんかけていかないとと思って」と追い詰められた表情で語っていた。真面目すぎるゆえに、頭でっかちになりがちで、空回りしてしまうチワ。未だ、よろしくない循環から抜け出せないようだ。


 そして、そんな二人の稽古風景を目の当たりにし、「聞きたくない聞きたくない」と嫉妬心を露わにするたすく。初期の頃、みことへの気持ちを抑えきれずに突っ走っていた姿と、どこかリンクしてしまう。


 迎えたオーディション。結果から言うと、今回は初の二次審査オーディションが設けられることになった。澤田(育子)先生によると「もう少しお芝居を深めて、熟成してから見てみたい2組がいるから」とのことで、その2組が発表される。


 まず選ばれたのは、ひらりー×タクヤペア。澤田先生は「ひらりーさんのお芝居が新しい恵子の感情を生み出せそうだなという可能性を感じた」と評した。もう1組は、みこと×ほくとペア。澤田先生からは「まず二人は、本当にリアルだった。本当に喜んでいいのかなと戸惑う、二人のピュア感もすごく良かった」と、視聴者の気持ちを代弁してくれるかのようなコメントが。


 結果を受けて、タクヤは「ひらりーの今日の演技はすごく良かったから。それが僕らの今日のプラス点」と素直にペアの勇姿を称える。同じく、ほくとも「みことちゃん、すごく良かったから。俺がもっと出来たんだろうなと思って、ずっと悔しかった」としっかりとペアの頑張りを労い、自身に発破をかけた。


 今回も主役の座を掴めなかったチワは、思わず涙を流す。そんなチワに対して、澤田先生は「チワさんのラストシーンはすごく良かった。その分、出だしが惜しかった。お兄さんとして少し甘え過ぎかなという気がした」と言葉をかける。これまでに比べると、確実に評価は上がってきているように感じるが、その“あと一歩”が全く見えないチワは、自分のことがとても不甲斐なさそうだ。


 次回、待ち受ける二次審査オーディションでは、本番当日に2組がカメラテストでベットシーンを演じ、モニター越しにそれを見て選ばれるという本番さながらのシチュエーション。……ある意味本当に残酷である。なお、梨花役も当日に発表されるとのこと。次回、また一皮むけたメンバーたちの姿が観られそうで、期待大だ。(文=楳田 佳香)