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20代男性の「"悪口言うな"と言われることに納得できない」という投稿に批判相次ぐ 「悪口は心が貧しい証拠」「いい歳して恥ずかしい」

2020年03月15日 09:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ヤフー知恵袋に3月上旬、こんな相談がありました。20代半ばの男性相談者は「いい歳して恥ずかしいですが、母に人の悪口をあまり言うなと言われることについて納得できません」といいます。男性は「口を開けば人の悪口」が癖になっており、それを母親からよくとがめられるのが不満だそうです。

理由は、母自身が人の悪口ばかり言ってきたため、友人も夫も離れていき、誰からも相手にされなくなったからだそう。母がそのことに気づいたのは、50歳を過ぎたつい最近のことだといいます。相談者は

「50歳になるまで好きなだけ人の悪口言ってたくせに、自分には20代半ばで人の悪口言うなと言われる理由が分かりません。母と同じくらいの年齢になれば言うのやめてもいいけど」
「あなたの血を引いた子供だよと言ってやりたいくらいです」

などと綴り、周囲にどう思うかと問いかけています。(文:篠原みつき)

「人生の先輩としてのアドバイスは心に留めておいて損は無い」


この投稿には「いい歳して恥ずかしい」「悪口は心が貧しい証拠」といった忠告や批判が相次ぎました。

「お母様は息子には自分と同じ失敗をさせたくないから言ってるんだよ。そんなことも分からんの?」
「自分の人生です。好きに生きればよろしいかと。ただ、母親としてではなく、人生の先輩としてのアドバイスは今すぐに聞き入れずとも、心に留めておいて損は無いかと思いますよ」

ほかにも「若い頃からドラッグをやって50歳で身体を壊したから、あんたは今からしっかりしなさいと言われて『やめない!じゃあ50歳までは何してもいいに決まってる!』って言ってるのと同じですよ」などと相談者の幼児性を嘲笑ったり、叱ったりする人がみられました。

また、中には「人を批判したり悪口を言うことは簡単です。そうすることで自分が優位に立っていると思えるからなのでしょう」と評する人や「私の周りにいる悪口ばかりいう嫌な人」のエピソードも多数ありました。いずれにしろ、悪口を言って良いことは何もないのでやめておけ、という声が山のように寄せられています。

親は子どもに、自分の経験・失敗をもとに「こうならないように」と口うるさく言ってしまいがちですが、ここでの「人の悪口を言うな」は、しくじり先生の悔恨にも似た経験談です。息子が聞く耳を持たないことに、苛立つ人が多いのも無理はありません。

「悪口言えばいいじゃない」「それが貴方の人生」」という声も

一方で、少数派ですが、悪口に理解や共感を示す人もいます。面と向かって言わなければ、問題ないという回答者は

「私の考えですが、悪口を言う人ってまわりをちゃんと見てるって事だと思うんです。だから臨機応変に対応できて結構気の利くタイプだと自分自身思っています」

と話しています。

このほかにも「いいんじゃないですか!悪口言いたければ好きなだけ言えば。それが貴方の人生ですし」と励まし、自分の人生は自分で決めるよう応援する人も。確かに、どう生きるかは自分次第で、結果はすべて自分に返ってきます。

悪口は批評や愚痴という側面もあり、自分の正直な気持ちの表現でもあります。お笑い芸人らがセンスよく表現すれば、独特のエンターテインメントにもなりえますが、たいていは「人より優位に立ちたい」という弱さの表れではないでしょうか。

相談者の男性は、悪口を言い続けた人生の見本がそばにいるのに、それでも悪口が言いたいというのが不思議です。まだ反抗期の最中なのかもしれませんが、自分に対する大量の説教や批判の数々を見て、相談者は何を思ったのか気になるところです。