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伝説の萌えソングユニット「UNDER17」の結成から解散まで…そして16年ぶり復活への想い 小池雅也【インタビュー】

2020年03月14日 19:22  アニメ!アニメ!

アニメ!アニメ!

小池雅也さん
2000年はじめ、秋葉原には現在と異なる文化があった。

美少女PCゲームのブーム、歩行者天国での路上ライブ、そして萌えソング。
現在のアニメシーンの礎となったそれら文化の中で、特に美少女ゲームの楽曲を手がけて萌えソングの分野を開拓した「UNDER17」の功績は計り知れない。

さあ、今こそその「伝説」の軌跡を辿ろうではないか!

2002年に結成してわずか2年で解散したにも関わらず、今なお語られ続ける存在があった。
……その名は「UNDER17」。
秋葉原萌え文化黎明期に彗星の如く現れ、萌えソングの分野を大いに盛り上げたばかりか、萌えソングの中でも「電波ソング」と呼ばれるジャンルを切り拓いた開拓者である。

しかしその活動は決して華やかなものばかりではなく、脚光を浴びたことでその存在を強めた「影」もあった……。

「ススメ★萌でんぱ少年!!大復活祭2020!! ~過ぎさりし萌をもとめて~」(以下、「萌でんぱ少年」)という音楽イベントを7月22日に開催するにあたり、2000年はじめに巻き起こった「萌えソング」ブームを振り返る本企画。

前編では元ボーカル担当の桃井はるこさんに結成時のことや解散当時のことをうかがったが、後編となる今回は、元ギター担当で現在は「ULTRA-PRISM」として活動する小池雅也さんにUNDER17の音楽面と解散後の「萌えソング事情」をうかがった。
【取材=気賀沢昌志/構成=気賀沢昌志/撮影=小原聡太】


■今、一番大切にしているのは「ULTRA-PRISM」

2002年に結成したUNDER17が2004年に解散した後、小池さんはフリーのクリエイター期間を経て、2009年に「ULTRA-PRISM(ウルトラプリズム/略称「ウルプリ」)」を結成した。ユニットパートナーは月宮うさぎさん。ボーカルとギターによる2ピースユニットである。

「UNDER17は異質でしたね。ULTRA-PRISMとして活動するようになってからも、男女ユニットで萌えソングを発信しているアーティストは少なかったと思います。しかも一部を残し、その音楽性のほとんどがアイドルソングへ行ってしまいました」

萌えソング自体、もともと恋愛要素の強い歌詞だったこと、かわいらしさをアピールするのに最適な楽曲ということで、勢いを落としていく美少女ゲームの代わりにグループアイドルの世界で愛されるようになっていく。

「萌でんぱ少年」の出演者では、UNDER17で確立したものが秋葉原のストリートが生んだ「LittleNon(リトルノン)」や、2008年に結成し2009年に改名した「でんぱ組.inc」に受け継がれ、2020年現在はおもにULTRA-PRISMとでんぱ組.incがジャンルを守っている状況だ。

「UNDER17解散後、僕はフリーの立場で作家活動を続けつつ、色々なアーティストのサポートをしてきました。その中で『自分の音楽』を見つめ直すうち、それを表現するためには、やはり可愛い声が一番相性がいいと思ったんです。
そんな時、たまたまネットを見ていて現在のユニットパートナーである月宮うさぎと出逢いました」


当時の月宮さんは美少女ゲームメーカーの広報を経て、個人活動のコスプレイヤーとして名を馳せていた頃。ちょうどコスパの公式コスプレイヤーも任されていたため、小池さんはコスパを通じて月宮さんとコンタクトを取った。
しかし芸能活動に抵抗があった月宮さんは、小池さんにユニットの結成を持ちかけられても、なかなか首を縦に振らなかったという。

「彼女は音楽にまったく興味がありませんでしたね(笑)。でもこちらで楽曲を作り、その歌詞を書かせてみたら想像以上に凄くて。そこはまったく予想外で驚きました。

たとえば、曲を渡して月宮は1日か2日でポンと出てくる。しかもやっつけではなく、きちんと自分の『表現』ができていました。

はじめは声だけで選んだ部分がありました。でも作詞の才能もあって彼女を見る目が変わり、それで改めてちゃんとユニットとしてやっていきたいと思ったんです」

ULTRA-PRISMのプロデューサーでもある小池さんは、月宮さんに絶大な信頼を寄せている。
衣装はすべて月宮さんのお手製とのことで、小池さんが身に着けているケモ耳帽子も月宮さんによるものだ。
さらに「萌でんぱ少年」でも、当初は難色を示していた小池さんを説得するなど、小池さんの傍らで萌え文化を支えている。

「UNDER17の復活に関しては、かねてから望む声があったのは知っていました。
でも今の僕は『ULTRA-PRISMの小池雅也』です。
ここで新しい音楽を作っているので、あまり過去の栄光に引っ張られたくないという気持ちがありました。

今回のイベントも『萌えソングの系譜を歴史に刻む』という目的のもと参加しています。
安易に昔を懐かしんでワッと盛り上がるだけなら断っていましたが、ちゃんと萌え文化を歴史に刻めるのなら有意義だなと。

ですから今回のイベントではUNDER17としてステージに立ちますが、普段の小池雅也はあくまでULTRA-PRISMの小池雅也です」


→次のページ:「UNDER17の思い出」

■UNDER17の思い出
UNDER17結成の経緯については、インタビュー前編でお伝えした通り。渡辺浩弐さんの紹介で桃井さんと出逢ったのがきっかけだ。

「当時はまだオタク文化がアンダーグラウンドな存在で、世間一般にはそれほど浸透していない時代でした。僕はオタク文化に嫌悪感はありませんでしたが、もともとバンド畑の人間ですし、それほど詳しくもなかったんです。

あの頃は個人でも音楽制作ができるくらい色々な機材が登場した、まさに最初の時代でした。それなりに羽振りが良かった僕はシンセサイザーやら何やらを買い込み、部屋にズラッと並べて仕事をしていたんです。

当時はハイスペックだったYAMAHAのシーケンサー『QX1』はあの時50万くらいしたのかな? 今は中古屋で2万くらいですよ(笑)。そういった機材を活用してアレンジしたり歌を録ってミックスしていましたね。
それで作ったのが桃井のメジャー・ソロデビュー曲の『Mail Me』です」

桃井さんとの共同作業では、アレンジ面で工夫を凝らしたという。


「彼女が得意としていたのはアイドルソングでしたが、僕はギター中心のロック畑の人間です。アイドルソングとロックは合う要素ではないですし、ギターそのものも、当時は『ギターソロはかっこ悪い』と言われた時代でした。
でもあの頃、あえてそれをやろうということになったんです。

僕自身、まだUNDER17を結成する前に、六本木あたりでハウスミュージックのDJのトラックの手伝いをしていたことがありました。その頃からローランドのMC-50マイクロ・コンポーザーを使ったダンス系のシンセサイザーをしていたのですが、それに桃井の声を乗せようと思いついたんです。

でもそれだけでは温い音楽になると思い、桃井のキャンディーボイスにゴリゴリのギターを乗せることで彼女の声を引き立てようとしました。スイカに塩を振るようなものですね(笑)。

お互い探り探り作っていましたね。僕の仕事場には機材があったので、そこに桃井が来て、『こんなイメージ』となんとなくコードを打ち込んで、軽く歌って、それに対してアレンジして桃井を帰すという感じでした。

あの頃は、特に声優さんの楽曲はご本人の声を立たせるために、バックの音量を絞る傾向にありました。でも僕はそうしたくなかったんです。ちゃんとアーティストとして成立させたかったんです。

それが桃井の意図していたことかどうかは分かりません。でもミックスやアレンジは委ねられていたので、他は譲ってもそこは主張させていただきました。
ですから『萌えソングのアーティスト』の意識は特にありませんでしたね」


小池さんは「萌え」が何なのか、いまだに分からないと人の良い笑みを浮かべながら語る。

「当時、何でジャケットに女の子の絵が描かれているのか不思議に思ったものですよ(笑)。それが萌えだと言われても、……そっか、ですよね(笑)」

手応えを最初に感じたのは、ゲーム『いちご打』の主題歌『いちごGO!GO!』を世に送り出した2001年のことだ。

「まず秋葉原のゲーム屋さんでデモ画面が流れたんです。でも僕はその様子を直に見たわけではありませんし、当時はネットも一般的ではありませんでしたから、人づてに『反応が凄いですよ!』と聞いただけでした。特に実感はありませんでしたね(笑)。

変わったのは、そのゲームの発売イベントではじめてお客さんと接してみて、肌で熱気を感じてからです。秋葉原の今で言うメイド喫茶のようなところが会場だったので、お客さんの数は多くありません。でもあの熱気は今も印象に残っています」

手応えを感じつつも、自分たちの人気のほどは2003年に開催されたワンマンライブ「UNDER17 LIVE2003」の時点でも半信半疑だったようだ。

「事前に、スタッフから『これだけお客さんが来ますよ』とは伝えられていましたが、TVに出ている有名人でもありませんし、どれだけ知名度があって人気があるのか、まったく実感がありませんでした。
それに誰もやっていないジャンルですからね。とにかく半信半疑のままステージに立っていました」

そんな中、小池さんの口から思わぬ言葉が飛び出す。

「実はあの頃、すでに一度解散するという話が出ていたんです」


■2003年の解散危機

「2003年時点の解散話は、べつに仲違いしていたわけではなく、自然とそんな流れになっていましたね。

どのアーティストも一緒だと思います。ひとつのジャンルで売れるとそればかり求められますよね。それで消費されていく。
当時は今みたいにアニソンのタイアップがすぐに決まるような時代ではありませんでしたから、少ないチャンスの中で、自分たちがやりたい音楽と、求められる音楽の間に挟まれて、僕も桃井もお互いに悶々としていました。

アーティストとして、そしてクリエイターとしては、つねに新しいものを追いかけたい気持ちはあると思います。それは僕も同じでした。でも、求めに応じるのもクリエイターの仕事だと思うんです。だから『今は求められるものをやるべきじゃない?』って。

そうなるとお互いの方向性にズレが生じていく。周りの大人からしたら桃井だけでも……という気持ちはあったでしょう。桃井からすると、僕以外の人間とも音楽をやりたいと思っていたんじゃないですかね。でもUNDER17というユニットで売れてしまいましたから、僕がいないと成り立たない部分もあります。

僕は解散するつもりはありませんでしたし、むしろUNDER17を続けたいという気持ちが強くありました。あの当時は。そのあたりの認識のズレが次第に大きくなっていったんでしょうね」

結局、2003年の解散危機は回避された。
当時はライブが一本決まっており、その会場が見つかったら活動継続、見つからなかったら解散という方針で話を収めたという。

吹っ切れたように当時のことを語る小池さん。もっとも印象に残ったのはこの言葉だった。

「まだUNDER17をやる前の、自分たちで好き勝手に音楽を作っていた時の方が楽しかったですね」


→次のページ:「再出発」

■再出発
今でこそULTRA-PRISMという居場所を見つけた小池さんだが、そこに至るまでは知られざる挫折と葛藤があった。

「UNDER17の解散で僕はフリーになり、『さてどうしよう』と困り果てました。
あまりいい解散の仕方でもなかったですからね。それで音楽業界から引退することも考えたんです。

そんな時、とある人からこんな言葉をかけてもらいました。『せっかくUNDER17で名前を売ったんだから、その名前を活用すればいいよ』と。それで思いとどまったんです。

当時は秋葉原界隈の美少女ゲームメーカーが集まる飲み会があったので、営業と言うほど大袈裟なものではありませんが、そこに参加するようになりましたね。MOSAIC.WAV(モザイクウェブ)と出逢ったのも、その飲み会がきっかけでした」

MOSAIC.WAVは、み~こ(ボーカル)さんと柏森進(キーボード)さんによる男女音楽ユニットだ。


「MOSAIC.WAVの当時の所属会社の社長に紹介されたのですが、最初は『どうせUNDER17みたいな男女ユニットで萌え萌えな楽曲なんでしょ?』と思っていたんです。
でも渡されたアルバムの「電気の恋人 -I am Programmer's Song-」という楽曲を聴いて衝撃を受けました。

UNDER17がアイドルソングをベースにした萌えソングだとすると、MOSAIC.WAVはファミコンの8ビット音源をベースにした萌えソングでした。それに世代的にも、僕や桃井がロックや洋楽を聞いて音楽をはじめたのに対し、彼や彼女たちはファミコンの音源から入った『新しい世代』だったんです。

その時に思いました。『人間は「これでいいや」と思っていたら成長しないんだ。UNDER17にあぐらをかいている自分が恥ずかしい! イチから勉強しなおさなきゃ……!』と」

ULTRA-PRISMの初ワンマンライブのダイジェスト動画


UNDER17時代は「これでいい」と納得して楽曲制作をしていたという小池さん。その一方で、指示に従わなければならない面や、新しいことにチャレンジできないもどかしさも同時に抱えていたという。

しかしMOSAIC.WAVの音楽には、僕が知らぬ間に凝り固まっていた概念を打ち砕くものがあり、「もしかして『新しい世代』のアーティストが入って来ているのかも……!」と、萌えソングの新たな可能性に気づかされた。
この閃きが、後にULTRA-PRISMを誕生させることになる。

■秋葉原系「萌えソング音楽ユニット」との関わり
UNDER17解散後、奇しくも小池さんは、桃井さんが望んでいたように「他のアーティストとの関わり」を深めるようになる。
MOSAIC.WAVはもちろん、結成に携わるでんぱ組.inc、naoさんがボーカルとして参加していた頃のfripSide、そしてLittleNon。

「美少女ゲームメーカーの飲み会では、デビュー前のfripSideとも知り合っているんです。その縁でファーストライブではギターを担当させて頂きました。
クリエイターとして思うのは、つねに新しいことをやりたいと目指しても、ゼロから作るのは難しいということです。ですから違う世代の若いエキスを吸収し、それを自分の中で消化しながら新しいものを作って行けたらとつねに思います」

秋葉原のストリートからメジャーデビューし、現在は解散してしまったLittleNonについても小池さんは楽しそうに語る。



「僕はLittleNonが羨ましかったんですよ。もともとバンドをやりたくて音楽をはじめましたから、ライブ会場の袖から覗いて『楽しそうだなー』って(笑)。

ライブでは以前、メンバーのシュンくんが何かの都合で出られなかった時にピンチヒッターとしてギターの代役をしました。大阪と東京の2回かな? アレンジも一曲やらせて頂きました。
けっこう、僕からラブコールを送っているんですけどね。何かやらせてって(笑)。でも断られてばかりでした(笑)」

UNDER17の時代から秋葉原の萌えソングを見守り、今なおその発展のためにULTRA-PRISMでチャレンジし続ける小池さん。まさに萌えソングには欠かせない存在だ。
→次のページ:「『侵略!イカ娘』の手ごたえ」

■『侵略!イカ娘』の手ごたえ

UNDER17解散後は同じステージに立つことがなかった小池さんと桃井さん。
しかし2008年に開催された「Animelo Summer Live 2008 -Challenge-」では、小池さんがMOSAIC.WAVのメンバーとして出演した際、同じくステージに立つことになっていた桃井さんとサプライズでコラボを実現させた。
MOSAIC.WAVを含む4人で「天罰!エンジェルラビィ」を歌い上げたのである。


「当時はMOSAIC.WAVのサポートをしていましたから、MOSAIC.WAVのメンバー2人を目立たせたくてコラボを受けました。でもそれがなかったら実現していなかったでしょうね。UNDER17にあぐらをかいていたことを恥じ、いちから勉強し直していたわけですから」

その後、小池さんは2009年にULTRA-PRISMを結成。インディーズ期間を経て、2010年にPCゲーム『トロピカルKISS』のエンディングテーマ「Star☆tin'」で再メジャーデビューする。
そして2010年にリリースしたセカンドシングルで『侵略!イカ娘』のオープニングテーマ「侵略ノススメ☆」を手がけ、第16回アニメーション神戸賞主題歌賞を受賞した。

「『侵略!イカ娘』では、当時未知数だった月宮に『とりあえず歌詞を書いてみて』と託したんです。
すると彼女、とんでもない歌詞を書いて来ましてね。それは歌詞の裏テーマでしたが、彼女の想いがすごく詰まっていたんです。
ただ『侵略!侵略!』と連呼しているだけではありません。月宮のそれまでのオタ活にかける情熱がギュッと詰まっていました。

手前味噌ですが『これはヒットする!』と直感しましたね。おかげ様でそれ以降、様々な作品にも呼んで頂けるようになりました」

「侵略ノススメ☆」がリリースされた2010年当時は、美少女PCゲームが加速度的に下火になり、撤退するメーカーも目立ってきた時期だ。秋葉原でもグループアイドルやアニメ作品の看板が目立つようになり、萌えソング自体、音楽のいちジャンルとして埋もれるようになる。
オタク文化の流行はやがてライトノベルにその活躍の場を譲り、ゲームの分野でもソーシャルがその中心となりつつあった……。

ULTRA-PRISMの2ndワンマンライブのダイジェスト動画


「あの当時から、もう『萌えソングや電波ソングはヤバい』という危機感がありました。たぶんニコニコ動画出身のアーティストが活躍しはじめた頃ですね。周囲からも『もう萌えソングは古い』と言われていました。

でも『侵略ノススメ☆』がヒットしてくれたことで、少しは萌えソングの火を復活させることができたかなと自分では思います。
今回のイベントも、僕たちが『こういう時代もあった』とアピールしないと、闇に葬られてしまうのではないかと思いました(笑)」

→次のページ:「『萌でんぱ少年』は温故知新のイベント!」

■「萌でんぱ少年」は温故知新のイベント!
現在は「ULTRA-PRISMの小池雅也」として活動している小池さん。
個人的なところではインストゥルメンタルの分野を手がけてみたいと語りつつ、ULTRA-PRISMの活動でも様々なアイデアを持っているという。

「BOOTHでの楽曲販売を現在準備中です。まあ月宮が見つけてきたものなんですけどね(笑)」

UNDER17が限定復活する「萌でんぱ少年」については、その意義をこう語ってくれた。

「去年の10月、スタッフから最初に連絡をもらった時は、あまり乗り気ではありませんでした。なにしろ現在はULTRA-PRISMですし、あまりUNDER17が話題になりすぎても困りますから。

そんな時に思ったんです。2000年代初期の萌えソング周辺の文化は、よくよく考えるとあまり残っていないなと。
僕はあまり過去を振り返らないタイプですが、それでも歴史を知ると未来が見えてくるとも思っていて、ちゃんと歴史に刻めるのであればやりましょうと。
そうなると当然、萌えソングのアイコンだったUNDER17も出演しなければと思いました。
誰かが検証しようと思った時に、今回のイベントが資料として活用できれば嬉しいと思います。

そんなわけで、UNDER17は歴史を刻むために限定的に復活させたものですから、もう見る機会はないと思います。ぜひライブに来てください!」


■桃井さんから質問を預かってきました!
ここで、インタビュー前編のラストで預かって来た桃井さんからのメッセージを伝えた。
桃井さんからのメッセージは「好きなUNDER17の曲は何ですか?」だ。

「うーん……あまり過去を振り返るタイプではないので、細かくは覚えてないんですよね(笑)。
パッと思い浮かぶところでは……『いっちゃえ!ぽぽたん』かな。あの曲は強烈に覚えています。なにしろ完成まで色々とドラマがあったのですが……。でも詳しくは桃井が承知しないと思うので秘密です(笑)」

その楽曲のタイトルを聞いて脳裏によぎるのは、かつてリリースした『UNDER17 LIVE2003』のDVDの副音声で、小池さんが『いっちゃえ!ぽぽたん』の歌詞を楽しそうにイジっていた場面だ。
まさに、あの時の平和なやり取りが不思議と思い出される、小池さんの「こたえ」だった……。


■新型肺炎による開催日変更に伴い、小池さんよりメッセージを頂戴しました。

みなさまこんにちは、小池雅也です。

今回「ススメ★萌でんぱ少年!! 大復活祭 2020!! ~過ぎさりし萌をもとめて~」のライブですが、
新型コロナウイルス拡大により延期となってしまった事は、非常に残念です。

まだ具体的な治療法もない中決行するには、感染リスクが大きいとの判断から、
厳しい選択をしてくださったスタッフも、ありがとうございます。

中止ではなく延期ですので、ぜひ開催を楽しみにしていただけたら幸いです。

皆様と、ライブでお会いできることを楽しみにしています。

ではまた!!

小池雅也

■プロフィール
小池雅也(こいけ まさや)/1月27日生まれ。東京都出身。水瓶座。AB型。
2009年に当時コスプレイヤーだった月宮うさぎをスカウト。自身のプロデュースで音楽ユニット「ULTRA-PRISM」を結成。インディーズ活動後、2010年にPCゲーム『トロピカルKISS』の主題歌「Star☆tin'」でメジャーデビューする。2000年当時から追究している「萌えソング」を同ユニットでも発信中だ。
「ULTRA-PRISM」以外の活動ではギタリストとして様々なミュージシャンをサポート。プロデュース、作詞、作曲、編曲、ミキシング、劇伴制作などを担当し、広く楽曲提供なども手掛ける。


<discography(ULTRA-PRISMのおもなタイアップ曲)>
・「侵略ノススメ☆」(TVアニメ『侵略!イカ娘』)作曲・編曲
・「みらくる☆ちゃんす」(TVアニメ『Rio RainbowGate!』)作曲・編曲
・「るーるぶっくを忘れちゃえ」(TVアニメ『そふてにっ』)編曲
・「ぷらすちっく☆思考」(Webアニメ『+チック姉さん』)作曲・編曲
・「Uh!マドンナ☆☆」(JRAスペシャルコンテンツ『My sweet ウマドンナ ~僕は君のウマ~』)作曲・編曲
・「Water Moon」(PS3ゲーム『水月 弐』)作曲・編曲
・「Star☆tin'」(PCゲーム『トロピカルKISS』)作曲・編曲
・「ラブラブ☆愛情宣言!」(PCゲーム『俺と5人の嫁さんがラブラブなのは、未来からきた赤ちゃんのおかげに違いない!?』)作曲・編曲
・「オススメ☆♂♀☆でぃすとぴあ」(アーケードゲーム『CHUNITHM AIR PLUS -チュウニズム エアー プラス-』)作曲・編曲
・「ゼクス~強いチカラ~」(カードゲーム『Z/X -Zillions of enemy X-』)作曲・編曲
……など

■イベント情報
【タイトル】
 ススメ★萌でんぱ少年!!大復活祭2020!! ~過ぎさりし萌をもとめて~

【日程】※新型肺炎の影響により、3月開催から7月開催に変更になりました。
振替開催日:2020年7月22日(水)
開場:17:30
開演:18:30
※振替公演の開演・開場時間に変更がございますのでご確認ください。
(開場・開演が30分早くなっております。)

【会場】
 KT Zepp Yokohama

※開催日変更にともなうチケット払い戻し、または販売状況等は公式サイトをご確認ください。

【出演】
 UNDER17、Little Non.、ULTRA-PRISM、でんぱ組.inc
 スペシャルゲスト:橋本みゆき

【チケット先行情報】
一般発売:2020/2/22(土) 10:00より各プレイガイドにて発売スタート
プレイガイド:チケットぴあ / ローソンチケット / イープラス

【注意事項】
 ※3歳以上有料
 ※車椅子エリアは会場の都合により見えづらい場所がございます。予め、ご了承ください。
 ※営業目的の転売禁止 ※転売チケットの入場不可
 ※オークション等への出品禁止 ※会場内での迷惑行為禁止