SMBCコンシューマーファイナンスは3月12日、「20~40代の金銭感覚」に関する調査結果を発表した。調査は昨年12月にネット上で実施し、20~49歳2000人から回答を得た。
“結婚しよう”と思える世帯年収を聞いたところ、いずれの年代でも過半数を超えたのは「年収500万円以上」(20代:56%、30代:56.8%、40代:51%)だった。「年収400万円以上」(同41%、34.8%、30%)とは大きく差が離れた。
目標年収、20代の平均額「751万円」が40代を上回る結果に
20代では「年収がどんなに少なくても結婚したい」(18.5%)という回答も目立った。一方で「年収がどんなに多くても結婚したくない」(同13.9%、15.2%、17%)という回答が各年代で多い。
出産と子育てついては「600万円以上」(同55.5%、58.4%、50.4%)という声が大きかった。「500万円以上」(同44.9%、45.8%、46.8%)ではいずれの年代でも半数に満たない。
自家用車の購入ついては、いずれの年代でも過半数が「500万円以上」(同55.6%、56.6%、52.2%)と回答。住宅購入について過半数が前向きに転じるのは、20、30代で「700万円以上」(同51.5%、52%)、40代で「800万円以上」(57.6%)だった。
一方、現在の貯蓄額を聞くと、全年代の最多は「50万円以下」(同46.3%、25.8%、28%)だった。「貯蓄ゼロ」(同18.6%、20%、23.2%)という人も各年代で2割前後にのぼる。
リタイアまでの目標貯蓄額については「500万円超~2000万円」(同41.4%、40%、42.8%)あたりに回答が集中した。昨年「老後資金2000万円問題」が問題になったが、「2000万円以上」(同38.2%、44%、40.6%)とする回答もく4割前後あった。
また、目標年収(個人年収)を聞いたところ、平均額の最多は「30代」(874万円)に。次いで「20代」(751万円)が続き、意外にも「40代」(711万円)が最も低かった。