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日本初上陸のバンクシー展が開幕、「風船と少女」など代表作品が集結

2020年03月13日 15:52  Fashionsnap.com

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会場内の様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
覆面アーティスト バンクシーの日本初上陸となる展覧会「バンクシー展 天才か反逆者か?(英題:BANKSY展 GENIUS OR VANDAL?)」が、3月15日に横浜のアソビルで開幕する。開催に先駆けて、会場内部が公開された。

 同展では個人コレクターが所蔵するオリジナル作品をはじめ、バンクシーにまつわる映像やインスタレーションを紹介し、謎に包まれたバンクシーの活動に多角的に迫る。特定のニュースや出来事の深刻さを作品で提示するバンクシーの作品を通じて、様々な社会問題について真剣に考える機会を来場者に与えるという。日本に先立ち、これまでにモスクワ、サンクトペテルブルク、マドリード、リスボン、香港などに巡回し、累計100万人以上を動員した。

「RAT」シリーズ
 会場内では、平和へのメッセージが込められた「LOVE IS IN THE AIR(愛は空中に)」や、赤い風船に少女が手を伸ばす姿を描いた「GIRL WITH BALLOON(風船と少女)」、社会的弱者をドブネズミに重ねた「RAT」シリーズなど70点以上のオリジナル作品や版画、立体オブジェクトが並ぶ。また、写真や映像を頼りに再現したバンクシーのスタジオのセットや、2015年に期間限定で開園した「ディズマランド(Dismaland)」内の映像、"世界で一番眺めが悪いホテル"として知られる「ウォールド・オフ・ホテル」の室内を再現したセットなども公開。会場内で視聴できるオーディオガイドでは、バンクシーと働いたことがある人物や知人、壁に描かれた作品を切り取った人物など様々な関係者から集めたエピソードを交えて作品を紹介している。
 報道関係者向けに行われた内覧会に出席した同展のプロデューサー アレクサンダー・ナチケビア氏は「バンクシーの作品は見た者を考えさせ、対話を生み、行動を起こことを触発させる力がある」と作品の魅力を説明。来場者に向けて「展覧会を訪れることで作品のみならず彼の人物像やストーリーが見えてくると思う。彼は天才なのか、反逆者なのか、皆さんに答えを委ねたい」と話した。
>>8月には寺田倉庫でもバンクシーにフォーカスした展覧会が開催予定
■バンクシー展 天才か反逆者か?会期:2020年3月15日(日)~9月27日(日)※会期中無休会場:アソビル住所:神奈川県横浜市西区高島2‐14‐9 アソビル2階開場時間:10:00~20:30(最終入場は20:00)公式サイト
■チケット種別平日:大人 1,800円、大学生・専門学生・高校生 1,600円、中学生以下 1,200円平日アフター6(3月・4月限定):大人 1,500円、大学生・専門学生・高校生 1,300円、中学生以下 1,200円土日祝日:大人 2,000円、大学生・専門学生・高校生 1,800円、中学生以下 1,400円※いずれも日時指定制、未就学児入場無料