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カウズの「コンパニオン」がバーチャルアートに、1体100万円超の作品は売買も可

2020年03月12日 20:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

EXPANDED HOLIDAY Image by: Acute Art
バーチャル空間におけるアートプラットフォーム制作会社Acute Artが、現代アーティスト カウズ(KAWS)の代表作品「コンパニオン」を実在する風景に重ねて鑑賞できるARアート「EXPANDED HOLIDAY」の提供をAcute Artアプリで開始した。無料版、レンタル版「AT THIS TIME (EXPANDED)」、購入版「COMPANION (EXPANDED) EDITION OF 25」の3種類を用意している。

 3月26日までの期間限定で利用できる無料版では、世界12ヶ所のランドマークに12体のコンパニオンをバーチャルで展示。日本では渋谷スクランブル交差点のみで鑑賞することができる。
 レンタル版では、アプリ内のカメラを使って45cmのARコンパニオンを好きな場所に設置し、様々な角度から静止画と動画を撮影することができる。コンパニオンは3種類で、レンタルメニューは4種類を用意している。価格帯は860円(1体、7日間)~3,800円(3体、7日間)。
 購入版では、25体限定で制作された1.8mのARコンパニオンの中から1体を永久に所有できる権利が与えられる。レンタル版と同様に好きな場所に設置できるが、レンタル版は自身が所有するコンパニオンを他のアプリのユーザーに一般公開は不可となり、一方で購入版では他のユーザーに一般公開することもできる。価格は1万米ドル(約111万4,000円)で、Acute Artのウェブサイトで販売。また、アプリ内での転売にも対応し、転売時の価格は販売者が決めることができる。販売が成立した場合は販売価格から30%の手数料が差し引かれ、手数料は販売者と購入者がそれぞれ半額ずつ負担する仕組みになっている。
■Acute Art:公式サイト