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PS5、新たに数々の特許がリーク 困難なゲームをリアルタイムで“支援”する機能も

2020年03月12日 07:11  リアルサウンド

リアルサウンド

gamesradarより

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、2020年の年末商戦期に発売することを明らかにしているコンソールゲーム機PlayStation 5(PS5)。海外では、同時期にMicrosoftが発売予定の競合ゲーム機Xbox Series Xとの興味深い比較がなされている。


(参考:PS5の本体デザインがリーク デザインコンセプトは「レトロフューチャー」?


・XboxよりPlayStationの方が上?
 『Techrader』は「Xboxには申し訳ないが、PS5は過去の実績から、明らかに家庭用コンソール戦争の勝者だと多くの者の目に映っている」としている(参考:https://www.techradar.com/news/gaming/consoles/ps5-release-date-news-and-features-1213409)


 PS5のチーフアーキテクトであるマーク・セルニー氏は、PS4の後継機に取り組んでいることを、2019年初めに認めた。PS4とPS4 Proはどちらも発売時に399ドルだったが、PS5は499ドル前後になるというリーク情報がある。


 その通りであれば、Xbox Oneの発売時の価格499ドルに近づくことになる。PS5の1ユニット製造コストは450ドルと見られているが、部品の価格がここにきて上昇しており、収益を圧迫しかねないという報道もある。


 ソニーは、競争力を維持するために、損失を被ってでも販売する覚悟があり、Microsoftは慎重にXbox Series Xの計画を練ることが重要なのかもしれない。


 PS4はXbox Oneよりも低コストだったため、ソニーは次世代コンソールでも、価格優位性を維持したいはずだ。MicrosoftがXbox Oneを高価格で発売した間違いを繰り返す可能性は低いため、ソニーはPS5を高くし過ぎて同様の失敗を犯さないように注意すべきだ。


 PS5が発売されるのは、おそらく2020年10月から12月の間になるだろう。新型コロナウイルスの感染拡大により発売が遅れるという噂があるが、その影響はないというのが大方の見方だ。


・ソニーが様々な特許を出願
 『BGR』は、特許出願等からこれまでに分かっている機能について詳述している(参考:https://bgr.com/2020/03/04/ps5-release-date-why-playstation-5-features-might-not-be-so-secret/)。


 DualShock 5コントローラーには、背面にボタンがあり、ワイヤレス充電にも対応。心拍数や発汗情報といったバイオメトリックス・データをゲーム内のアクションに使用出来るバイオフィードバック・アクセサリーにも対応する可能性がある。


 クラウドにアクセスして、どこからでもデータをストリーミングすることや、新たなゲームプレイスタイルも模索されている。


 アプリ内課金を促進する音声アシスタント「PlayStation Assist」も画期的だ。PlayStation Assistは、様々なゲーム内イベントを通知し、ゲームセッションに関する統計情報を提供する。また、困難なゲームステージをリアルタイムで支援し、オンラインチュートリアルやYouTube動画にアクセスしてプレイを停止する必要が減るのも、ユーザーにとっては快適だろう。


・まだ発表されていない機能も続々?
 特許の中には、リリースが迫っている最近になって出願されたものもあり、PS5発売には間に合わないかもしれないが、後にソフトウェア・アップデートやアクセサリーで対応する可能性もあると思われる。


 SIEのジム・ライアン社長兼CEOは、PS5について、まだ発表されていないPS4にはなかった独自の要素があることを示唆している。(参考:https://www.gamesradar.com/sony-ps5-release-date-news-specs-features/)


 これまで、数々のリークが出回っているがPS5。しかし、正式発表で、まだ知られていない情報が続々と飛び出す可能性もあるため、ギリギリまでその詳細が気になるところだ。


(Nagata Tombo)