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渋谷のカルチャースペース「渋家」が4月末に退去、引越し資金500万円の支援募る

2020年03月11日 19:32  Fashionsnap.com

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渋谷・南平台の一軒家を利用した共同体スペース「渋家(シブハウス)」が、4月末をもって現在の拠点を閉所し、退去することを発表した。

 渋家は、アーティストやDJ、クリエイターなど30人ほどが集うプロジェクトスペースとして2008年に始動。これまでに、渋都市代表取締役市長で空間演出ユニット「huez」のとしくに、アイドル兼タレントのちゃんもも◎、写真家の小林健太、ファッションデザイナーの毒kinokopink、現代美術家の中島晴矢、TAV GALLERY代表の佐藤栄祐らを輩出してきた。毎月22日に行うホームパーティーは通算100回を超え、2018年5月には10周年記念イベントを「MAGNET by SHIBUYA109」の屋上で開催した。
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 現在の拠点は地下スペースが付いた3階建ての民家で、2011年から4軒目の拠点として入居。退去理由として、賃貸借契約更新の交渉において合意に至らなかったことを挙げている。
 退去に際して渋家は特設サイトを開設し、歴代メンバーやこれまで渋家に携わった関係者から寄せられたコメントを随時公開。また、新居の契約費および現在の家の修繕費など引っ越しに必要な資金500万円の支援を募っているほか、3月22日と4月22日に行うラストパーティーへの参加を呼びかけている。
■渋家:特設サイト