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今、大阪のガールズバンドがアツい カネヨリマサル、FiSHBORN、ヤユヨ……個性的な楽曲で勢い増す3組

2020年03月11日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

カネヨリマサル『かけがえなくなりたい』

 ここ数年でガールズバンドのシーンは変わってきた。“女性らしいロック”が、“男性にはできないロック”というオリジナリティに昇華されたように思う。“ガーリー”、“キュート”、“セクシー”、といった表面的な“女性らしさ”ではなく、内面的な女性ならではの気持ちを吐露していくバンドが増えている。女性によるロックやバンドがリアルになったのだ。どこか男性優位のロックシーンにおいて、この変化は大きいことだと思っている。(参考:Hump Back、TETORA、東京初期衝動、BRATS……圧倒的なフロントマン擁する、次世代担う女性バンド)


 少し言い方を変えれば、“日常を切り取ったガールズロック”の周知だ。背伸びをするとか、他人からよく思われたいだとか……、そういった理想の自分ではなく、ありのままの自分でいることを高らかに歌うバンドのことである。


 yonige、Hump Back、TETORA……そうした飾らない気持ちを歌い、多くのリスナーの心を掴んでいるガールズバンドは不思議と大阪出身が多い。それが地域性によるものなのかはわからないのだが、「今、大阪のガールズバンドがアツい」のは確かである。そうした大阪出身の、今注目しておきたい新進気鋭のガールズバンドを3組、紹介していきたい。


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