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『いきなりマリッジ3』第17話ーー出会って19日目、新郎新婦の間に浮き彫りになる“男女の関係”問題

2020年03月11日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『いきなりマリッジ3』(c)AbemaTV

 初対面の男女が出会ったその日に婚姻届を書き、そのまま30日間の“新婚”生活を送る“新婚”観察リアリティーショー『いきなりマリッジ』待望の第3シーズン。「ハイスペ夫婦編」第8話が、3月7日よりAbemaビデオにて配信されている。


(関連:『いきなりマリッジ3』第16話ーー出会って18日目、新郎の両親と新婦が対面


「ただ楽しいで20日間過ごしてきちゃって……」


 インストラクターの先輩方との食事会で、新婦ナツキ(29歳)は今抱えている悩みを打ち明ける。新郎タケル(33歳)と30日後の生活について話を詰められていないことに、彼女は不安を感じていた。


 “新婚”生活19日目。徳島でタケルの両親に会い、その足で大阪に立ち寄ったタケルとナツキは、一緒に買い物を楽しんでいた。タケルはインタビューにて「今回の旅はめちゃくちゃ良かったなと思います」と笑顔で振り返り、より深い関係になるための意気込みを語っていた。番組スタッフが現時点での結婚の意思を聞くと、タケルは「(残りの2週間で)多分、何かあると思う。その時に確信に変わると思う」と答え、「お互いが納得できて結婚できればいいなと思ってます」と前向きな回答を残した。


 今までの回を振り返ってみても、タケルは比較的、この“新婚”生活にポジティブな姿勢を見せ続けている。一方、ナツキにはまだまだ気になることがあった。東京へ帰ってきたあと、タケルが仕事に出かけると、一人になったナツキが番組スタッフに悩みを漏らした。


「一昨日と昨日は一緒の布団で寝てる。でも、別に何もしてない。一緒に寝ただけ」


 ナツキは男女の関係について悩んでいた。結婚式でおでこにキスされて以降、それ以上のスキンシップをしていない二人。ナツキは、そのような関係になれるかどうか全くわからないまま結婚に踏み切ることができるのか、と悩んでいる様子だった。


 “新婚”生活21日目。タケルの仕事仲間との飲み会に参加することになったナツキ。以前、ナツキが家出した時、その原因は、タケルが知り合いに自分を紹介しなかったからだった。そのことから、番組MCの陣内智則と紗栄子は「ちゃんとナツキを紹介してあげてよ!」と心配の声を上げる。とはいえ、家出後に話し合いをしたこともあってか、タケルはきちんと同僚にナツキを紹介していた。紹介の仕方にやや不安を感じる場面もあったが、タケルの仕事仲間のハツラツとしたノリが、ナツキの緊張をほぐしていく。


 タケルの仕事仲間はナツキを「すごくセクシーじゃん!」と褒めちぎる。ナツキが「(タケルは)全然言ってくれないの」と返すと、タケルの仕事仲間は「ナツキさんの立場だったら俺は、愛する人にそこを褒められないって、私って今まで何やってきたの? って思う」とコメント。男女の関係について悩むナツキにとって心に響く言葉だったはず。ナツキはまだ、その悩みをタケルに伝えていない。「(セクシーだと)すごく言ってくれる!」と喜ぶナツキの姿は、タケルの目にどう映っていたのだろうか。


 “新婚”生活22日目には、ナツキのレッスンに参加するタケルの姿が。タケルは「超きついです」とヘトヘトな様子だったが、ほぼ60分動きっぱなしのレッスンについてきた彼を見て、ナツキは「頑張ってるね。ちと見直した」と嬉しそうだった。


 “新婚”生活23日目。“新婚”生活も残り1週間となったこの日、ナツキはインストラクターの先輩たちとの食事会へ向かった。「近況報告兼、終盤に向けてアドバイスを頂こうかなと思ってます」と言うナツキを、先輩たちは明るく出迎える。


 先輩から「どう? 新婚生活」と問われたナツキは、「初めてですからね。良いのか悪いのかもわかんないです」と口にしつつも、「旅行行ったら(相手が)嫌になるって言うじゃないですか。それは、あんまりないかな」「楽しめるポイントは似てるかな」と頬を緩ませる。ナツキなりに、タケルとの関係をプラスに捉えているようだ。


 しかし、「ただ楽しいで20日間を過ごしてきちゃって、仲良いだけで終わっちゃってて」と、将来について具体的な話ができていないことを明かす。子どもが何年後に欲しいのか、産休中の収入についてはどう考えているのか、タケルの価値観がいまいち不透明なところが気がかりになっている様子。先輩たちに打ち明けていくうちに、ナツキは段々と弱気になり「(自分は)結婚向いてない気がする」と呟く場面もあった。だが、先輩たちはそんなナツキを力強く励ます。価値観については「でも……どうにでもなるよ」「意外と工夫するんだよね」と明るく笑い飛ばし、「自分のタイミングで動けてない」というナツキの不満には「でも、結婚生活ってそうだよ。こうして欲しいのに(夫は)しない。毎日そういうのの繰り返し」とアドバイスを送る。結婚し、二人で生きていくことに弱気になりそうなナツキの背中を「一緒に住めるってすごくない?」「結婚は一緒にいられるかどうかだよ」と優しく押していた。


 もちろん、最終的に決断を下すのはナツキ自身。先輩との食事会で心がほぐれたとはいえ、まだまだ不安は残ったままだ。“新婚”生活24日目、箱根へ温泉旅行にやってきたタケルとナツキ。「ゆっくりしながらいっぱい話そう」と微笑むタケルに、ナツキはうなづいた。残りわずかな時間で二人の仲はより深まっていくのか、それとも……。(文=片山香帆)