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「ドクターマーチン」が競売に、ライバル企業カーライルが買収最有力候補

2020年03月10日 18:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ペルミラ公式サイトより
「ドクターマーチン(Dr.Martens)」の買収を巡る競売が行われており、買収の最有力候補は米プライベートエクイティ会社カーライル・グループ(The Carlyle Group)だとデイリー・メール(Daily Mail)のオンライン版「Mail Online」が報じた。
>>「ドクターマーチン」売却は以前から噂されていた

 ドクターマーチンは昨年、日本の6店舗を含む20店舗を新たに出店し、2019年度(2018年4月1日~2019年3月31日)の総収益は前年比30%増の4億5,440万ポンド(約640億円)となるなど好調な推移を見せている。
 報道によると、現時点の買収予想価格は約3億ポンド(日本円約410億円)以上が見込まれており、ドクターマーチンの現オーナー企業ペルミラ(Permira)が2013年にブランドを買収した時とほぼ同じ金額だという。昨年12月に買収が噂された際は、最低落札価格は10億ポンド(日本円約1,410億円)と予想されていた。競売にはカーライル・グループのほか、大手薬局チェーンBootsの運営会社を昨年買収した米エクイティ会社KKRが参加しているが、ペルミラを含む3社は現在コメントを控えているという。
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