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山崎豊子原作『華麗なる一族』WOWOWで連ドラ化 主人公・万俵大介役で中井貴一が主演に

2020年03月10日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『連続ドラマW 華麗なる一族』(製作著作:WOWOW)

 WOWOW開局30周年記念として、中井貴一が主演を務める『連続ドラマW 華麗なる一族』が2021年に放送されることが決定した。


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 本作は、山崎豊子の長編小説『華麗なる一族』(新潮文庫刊)を中井主演で連続ドラマ化するもの。1974年に山村聰主演でTVドラマ化、同年、佐分利信主演で映画化もされた
同作。2007年にはTBS系日曜劇場で木村拓哉主演でTVドラマ化もされた。その際は大介の長男・万俵鉄平を主役に置いていたが、今回は原作に忠実に万俵大介を主役に話が展開する。


 日本が最も輝いていた時代、高度経済成長期が頂点を極め、その金字塔である大阪万博を間近に控えた状況を背景に、富と権力獲得への手段として、関西の財界で閨閥をはりめぐらせる、中井演じる阪神銀行の頭取・万俵大介を中心に、その一族である万俵家の繁栄と崩壊を、全12話で描く。


 脚本を担当するのは、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』、『連続ドラマW 沈まぬ太陽』(WOWOW)の前川洋一。『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の西浦正記がメガホンを取る。


 主演に決定した中井は、「文学史、そして日本映画史・テレビ史にも残る山崎豊子さんの名作『華麗なる一族』。幼少の頃、佐分利信さん主演の華麗なる一族を観た覚えがあり、お話をいただいたとき、自分がもうそんな年になったんだと……そのことに驚きました。原作を汚すことのないよう、現代の人があの当時の身分制度の残った社会の在り方、人々のうごめき方が手に取るようにわかるよう、演じてまいりたいと思います。どうぞお楽しみに」とコメントを寄せている。 (文=リアルサウンド編集部)