企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は2月、「精密機器業界の給与の満足度が高い企業ランキング」を発表した。精密機器業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「給与の満足度」評価の平均値が高い順にランキングにした。【参照元:キャリコネ】
調査対象は、『図解! 業界地図2018年版』(プレジデント社)に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた精密機器業界に属する企業。対象期間は、2016年4月~2018年3月。
1位は「キーエンス」で、給与の満足度は4.33。2位以降「インテル」(4.09)、「サムスン電子」(3.96)、「村田製鉄所」(3.71)、「日東電工」(3.71)、「ソニー」(3.68)、「島津製作所」(3.63)、「カシオ計算機」「横河電機」(同3.59)、「富士フィルム」(3.58)と続く。
キーエンス「満足度は非常に高いが、維持できるかは実力次第」
1位のキーエンスについては、
「年収は確かに高いです。2年目で1000万円に達します。3年目以降は実力により変わってきます。満足度は非常に高いですが、維持できるかは実力次第です」(コンサルティング営業/20代前半男性/年収1000万円/2019年度)
といった口コミが寄せられている。同社は、1974年に兵庫で設立され、FA(ファクトリー・オートメーション)総合メーカーで、現在は大阪に本社を置いている。「付加価値創造によって社会へ貢献する」という考えのもと、FA用センサを筆頭に、測定器、画像処理機器などの高付加価値商品を手掛けており、全世界に25万社以上の顧客を抱えるグローバル企業だ。
新商品の約70%が「世界初」や「業界初」という、顧客にとって魅力的な高付加価値商品を扱っており、2018年度は54.1%という驚異的な営業利益率を生み出している。さらに、会社の好業績を社員に還元する業績賞与制度をとっているため、平均年間給与額も約2110万円(2019年3月20日時点)と他社に比べて圧倒的に高くなっている。
社員が各自で裁量権を持って仕事に取り組むスタイルのため、柔軟な働き方が可能。年間休日は126日付与され、ゴールデンウィーク、夏季、冬季には各9日間の長期連休も取得可能だ。